ブログを書く時間がなくて、毎日、バタバタしていました。また、遅くなって済みません。もう書かなくなって2ケ月は経っていましたね。
奈良の友人の喫茶店で、6月6日(土)に、「これからの時代をどう生きるかー生き生きした家族(単身、母子家庭、父子家庭。同性愛等を含む)を作ろうーというタイトルで。丁度、同じ時期に、公評社から、「生きる力」というタイトルで、原稿を頼まれていたので、この時期少なくとも3冊を読んで、出かけました。
1冊は逸見庸氏著『しのびよる破局』(大月書店)、堤未果著『貧困大国アメリカ』(岩波新書)。前田和彦著『日経平均3000円でも資産が守られる方法』(フォレスト出版)の3冊です。もっとも堤さんの本は、読み直しですが。
この日は、いろんな行事が重なっていて、受講生は10人ほどでした。全員、席を埋めても、20人から25人がせいぜいですが。
とりあえず、まず、これからの社会の動き、について話しました。前田和彦氏は、プライベイトバンカーで、大金持ちが、戦争があろうが、革命が起ろうが、資産を守る方法を伝授する仕事をしている方で、彼は著書の中で、これから、世界が保護主義になるから、日本の大手の企業は、円が高くなって、利益が激減する。だから、日本を出て行くだろうつ、と予測しています。それから、政府が考えているのは、もう消費税を上げても、払える人が一握りだろうから、今、もくろんでいるのは、1、預金封鎖と 2、新円切り替え の2つだろう、ということでした。
しかし、日本には、預金1000万円までは、政府が保証する、という約束があります。でも、その資金源が枯渇すれば、ない袖は振れない、でチャラになるそうです。実際、今では、国債が846兆円もあり、焦げ付き始めています。国債を買っていない人も、年金や、簡保などが使われているので、国債を買っているのと同様、年金、簡保もアブナイのです。その対策も書いていましたが、ドルやユーロを買っておく、とか金を買う、とかです。
こういう時代は、子どもをどう育てるか、ですが、もう、何が起こるか分からない時代ですから、学歴や、一流企業への就職を目指して、育てるよりは、どんな状況になっても生きていける子ども、そして、どんな国に行っても、やっていける「自尊感情」と「自己決定力」の優れた子どもを育てて欲しい。また、性教育と環境問題を教えることで、自分の体を自分で守れる子どもになって欲しい、など、アドバイスしました。
『サンデー毎日』8月2日号には、サンゴの病気が世界中に広まっていることを告げていました。「白化現象」と言って、1998年と2001年に発生しています。これは、透明になった肉を通してサンゴの白い骨格が透けて見える状態になることです。サンゴがなくなれば、たくさんの生き物が生きる場所や食べ物を失うそうです。沿岸部の人間の生活の危うくなるそうです。
いよいよ、経済的だけでなく、環境破壊も、かなり、絶望的になってきたと、気持が落ち込みました。