ザ・不二家 -4ページ目

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不二家 洋菓子販売を全面的に休止 社長陳謝

1月11日17時17分

菓子メーカー大手の不二家がシュークリームに消費期限切れの牛乳を使用していた問題で、同社の藤井林太郎社長は11日会見し、会社として事実を把握していながら、回収措置や公表を怠っていたことについて、「対策が不十分だった」と陳謝。そのうえで当面の間、全国での洋菓子販売を全面的に休止すると発表した。
 不二家によると、昨年11月8日に埼玉工場で製造したシュークリーム2000個に前日が消費期限となっていた牛乳を使用していた。シュークリームは1都9県で販売された。このほか、社内調査によって、りんごの加工品「アップルフィーリング」を期限切れのまま出荷したり、殺菌検査で出荷基準に満たない洋菓子「シューロール」を出荷していたことなども新たに判明したという。
 同社は今後、問題のあった埼玉工場を含む全5工場で操業を休止。同日から全国の不二家チェーン約800店舗での洋菓子販売を休止する。
 一方、この問題を受けて、埼玉県は11日、同社埼玉工場を立ち入り検査した

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不二家、消費期限切れ牛乳使用のシュークリーム出荷

1月11日16時22分

不二家<2211.T>は11日、昨年11月8日に消費期限切れ牛乳を使用したシュークリーム2000個を出荷していたことなどが判明したと発表した。品質管理の徹底管理が図れるまで、11日から5カ所の洋菓子工場の操業を休止するほか、全国の不二家チェーン店での洋菓子販売を休止する。会見した藤井林太郎社長によると、同社の洋菓子事業は4年前から営業赤字が続いており、再建途上にある。 
 問題があったのは、同社の埼玉工場。昨年11月8日、前日が消費期限切れの牛乳を使ってシュークリーム2000個を製造し、関東や新潟、福島、静岡の1都9県に出荷していた。調査を進めた結果、同工場ではこのほかにも期限切れ牛乳を7回使用していたことが判明。最大で1万6000個のシュークリームを出荷した可能性があるという。さらに、アップルパイなどに使うりんごの加工品の賞味期限切れを4回使用していたこと、細菌検査で出荷基準に満たない「シューロール」と呼ばれる洋菓子を出荷していたことも判明した。また、同工場内でねずみが捕獲されたことも確認されており、2004年には1カ月で50匹が捕獲されたこともあるという。 
 藤井社長は、11月に問題が発覚してから公表するまでに2カ月かかったことについて「考え方に甘さがあった。どう対応策を考えていくのかという点に気をとられ、(公表するということに)意識が及ばなかった」と述べた。

 同社長によると、品質管理の徹底を確認するため、洋菓子製造の5工場の再開は最短でも1週間はかかる見通しだという。業績への影響については「いろいろなことを精査しなくてはならない」と述べるにとどまったが、「洋菓子部門の1日の売り上げは平日で6000万円から7000万円、週末で1億円前後」(藤井社長)とした。

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不二家:期限切れ牛乳使い、シュークリーム製造

2007年1月11日 0時48分

菓子メーカー「不二家」(東京都中央区)の埼玉工場(埼玉県新座市)で昨年11月、消費期限切れの牛乳を原料としたシュークリーム約2000個を製造、出荷していたことが分かった。

 同社によると、原料を仕込む担当者が昨年11月に「7日が消費期限の牛乳60リットル分を8日に使用した」と社内改革のプロジェクトチームに申告した。同13日に社内委員会に報告されたが、回収しなかった。出荷前の検査では問題はなく担当者は社内調査に「捨てるともったいない。2年前にも同じようなことがあったかもしれない」と話したという。河村宣行人事総務部長は「今後は再発防止に全力を挙げたい」とコメントした