ザ・不二家 -19ページ目

進捗11

森永 不二家に業務支援の用意

2007/01/16(火) 06:24:44


ずさんな品質管理が明らかになった大手洋菓子メーカーの「不二家」に対して、
資本関係のある菓子メーカー大手の「森永製菓」が、不二家から要請があれば、
工場の品質管理などの業務面で支援する用意のあることがわかりました。

 この問題で「不二家」は、15日藤井林太郎社長が経営責任をとって辞任する
意向を表明するとともに、洋菓子の製造と販売を当面、見合わせることなどを
明らかにしました。「不二家」では、この販売の見合わせに伴って、
全国の加盟店に支払う補償金が1週間で1億円以上必要になるなど、
このままの状態が続けば、経営への影響も懸念されています。

 こうした事態を受けて、「不二家」と株式を保有しあい、業務面でも
提携関係にある、菓子メーカー大手の「森永製菓」は、要請があれば、
問題となっている工場の品質管理体制の強化など、信頼回復のカギとなる
業務面で支援に応じる用意のあることが関係者の話でわかりました。

 ただ今の段階では、「不二家」株の買い増しなど資本関係の強化について
応じるのは難しいとしています。「不二家」では、経営の建て直しにあたっては、
洋菓子などの事業の売却は行わず、自力再建を目指すとしていますが、
場合によっては他社の支援を受けることも検討する考えを示しています。

進捗10

不二家:本社がかん口令 埼玉工場従業員は一切語らず
2007年1月15日 20時43分
不二家の藤井林太郎社長の会見が行われた15日夕、不適正な洋菓子製造の主な舞台となった同社埼玉工場(埼玉県新座市)では、従業員の多くが固く口を閉ざしたままゲートを出入りした。帰宅途中という男性従業員は「ご迷惑をお掛けしてすみません」と頭を下げたが、質問には一切答えなかった。

 従業員の一人によると、本社がかん口令を敷いており、工場の電話に出た従業員も「本社総務部に聞いてほしい」と繰り返した。10日の問題発覚後、工場は操業を停止し、食品衛生法の順守などの教育を従業員に行っているという。

 工場前を通りかかった同県入間市の会社員の女性(31)は「7年前からずさんな品質管理が続いていたと聞いて驚いている。社長の辞任もやむを得ない」と話した。

 一方、洋生菓子の中から国の基準を超える細菌が見つかった札幌工場は、11日に在庫をすべて処分して操業を停止しており、15日は社員や一部のパート従業員が出勤し、工場内の清掃などを行った。男性職員は「休日だったがニュースを見て、慌てて出勤した。詳しいことはわからない」と戸惑った様子だった

進捗9

厚労省、不二家社長に情報提供要求…農水省も遺憾の意

2007年1月17日19時55分

大手菓子メーカー「不二家」(本社・東京)が消費・賞味期限切れの原料を洋菓子製造に使うなどしていた問題で、厚生労働省は17日、同社の藤井林太郎社長を呼び、自治体の調査に、正確な情報を提供するよう求めた。

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 厚労省を訪れた藤井社長は、「国民の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くおわびします」と陳謝した。

 藤崎清道・食品安全部長は、「食への信頼を揺るがす重大事案で、遺憾に思う。行政への報告の遅れも見逃すことはできない」と厳しく指摘。

 自治体が同社の工場に対して行っている調査について、「的確な情報が十分に伝えられていないと聞いている」として、不二家の対応に不満を示した。

 農林水産省も17日、藤井社長を呼び、遺憾の意を伝えた。岡島正明・総合食料局長は「食品企業として倫理に欠け、消費者の間に不信を招いたことは誠に遺憾」と述べ、改善状況を随時、報告することを求めた。藤井社長は「信用回復のため、最大限の努力をしたい」と、消えいるような声で語った。