ザ・不二家 -14ページ目

進捗28

Fマート、不二家工場を自主検査=小売りに不信感強まる

2007/01/17-12:07

大手菓子メーカー、不二家が消費期限切れの牛乳などを使った製品を出荷していた問題で、ファミリーマートは17日、不二家の菓子工場3カ所を自主検査する方針を明らかにした。メーカーに対し、小売業自らが出向いて品質管理体制をチェックする。「こうした動きはあまり例がない」(大手スーパー)とされ、不二家の品質管理体制への不信感が小売業界に強まっている。

進捗26

<不二家問題>小売店で商品撤去の動き広がる 全国で31社

1月13日21時6分配信

消費期限切れ牛乳を製品に使用していたことが明らかになった不二家の菓子を売り場から撤去する動きが小売店の間で広がっている。不二家はシュークリームやケーキなど洋菓子の販売を全面停止しているが、「ミルキー」など洋菓子以外の菓子を取り扱う小売り企業でも販売を停止し始めている。不二家によると13日現在、キャンデーなどの菓子の取り扱いをやめた小売り企業は全国で31社に上った。
 販売停止の大半は「消費者の不安を招く恐れがある」との理由。販売を全面休止した洋菓子に続き、別の菓子の取引停止がさらに広がれば、経営に打撃を与えることになる。
 今月10日に問題が発覚して以降、「ミルキー」などの不二家の商品を撤去したのは、東急ストア(全約100店舗)や、クイーンズ伊勢丹(全18店舗)などの食品スーパー。現在は販売を続けていても、「今後の推移次第で取引を中止する」「消費者の反応を見て対応を決める」など様子見の企業があり、撤去の動きが拡大する可能性がある。
 一方、「ネクター」や「レモンスカッシュ」など不二家製の飲料を委託販売しているサッポロ飲料は13日、問題が発覚した後に飲料の製造工場を独自調査したと明らかにした。調査の結果、「飲料と洋菓子は製造過程が大きく違い、安全上の問題はなかった」(同社)とし、引き続き販売を継続するという

進捗25

不二家:マニュアルに従わず細菌検査 札幌工場
2007年1月16日 3時00分
不二家札幌工場(札幌市豊平区)が昨年夏に製造した洋生菓子の中から、国の基準(1グラム当たり10万個以下)を超える細菌が見つかった問題で、同工場は国の検査マニュアルに従わず、生のイチゴを除去しないまま細菌検査をしていたことが15日、分かった。加熱・殺菌が出来ない生のイチゴを除去しないで検査した場合、細菌数が多く出やすくなることから、札幌市保健所は「この方法では多い数値が出て当然なので、細菌検査の意味がない」と指摘。同日、浅野敏工場長らを呼んで、国の基準に沿って検査するマニュアルを早急に整備するよう指導した。

 同保健所によると、基準を超える細菌が見つかったのは、昨年5月中旬から7月下旬の間に製造した生のイチゴを使った洋生菓子。厚生労働省の衛生規範では、加熱しない果物や野菜類は、細菌検査用サンプルから取り除くことを定めているが、同工場ではイチゴが付いたままだったサンプル検査を行っていた。

 基準値を超えた洋生菓子について不二家は15日の会見で「回収するべきだった」と認めているが、同保健所は「食中毒の危険性がなく、法的な責任を問われるレベルにない」として、処罰はしない方針。また、同保健所は「検出された細菌は、人が手づかみで菓子を食べるのと変わらない程度で、食中毒などの被害が出ることはありえない」と話している。

  ◇  ◇  ◇

 札幌工場は11日に在庫をすべて処分し、操業を停止しており、15日は午前中から社員や一部のパート従業員が出勤したものの、工場内で掃除をする作業しか行われなかった。男性職員は「休日だったがニュースを見て、慌てて出勤した。詳しいことはわからない」と戸惑った様子だった。

 同工場は63年に開設。現在は正社員、パートなど約40人が勤務。洋生菓子を毎日5000個生産する能力がある