動物の治療は数値合わせじゃない | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

  ぼくは、動物の治療は数値

  合わせじゃないと思ってる。

 

 

 

 

 

 

 

 

  健康診断で肝臓の値が

  正常値や参考値よりも

  ちょっと高く出ました。

  ホルモンの値が高く出ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

  って言う時

  なんの症状もなく

 

 

 

 

 

 

 

 

  状態もよく

  元気食欲もあるなら

 

 

 

 

 

 

 

 

  ぼくはあえて数値を正常値や

  参考値に戻す治療はしない

  ことが多い。

 

 

 

 

 

 

 

 

  正常値や参考値って

  犬なら犬、猫なら猫の

  平均値であって

  その子の値じゃない。

 

 

 

 

 

 

 

 

  

  検査で異常がでたら

  再検査したり

  間隔をあけて検査したりして

  動物の状態、状況をみてる。

 

 

 

 

 

 

 

 

  特に肝臓の値が少し正常値や

  参考値から少し高いぐらいで

  ウルソ酸を飲んでる子が

  やたら多いけど

 

 

 

 

 

 

 

 

  飲んで値が下がってるなら

  まだいいんだけど

  飲んでも値も下がっていないのに

  飲み続けてる子が多い。(驚)

 

 

 

 

 

 

 

 

  数値を正常値や参考値に

  入れることに何の意味があるのか

  考えないといけない。

 

 

 

 

 

 

 

 

  もちろん病的に上がっているなら

  治療しないといけないけど

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  単に肝臓の値が正常値や

  参考値より少し上がってる

  からと言ってエコー検査もせず

 

 

 

 

 

 

 

 

  食前食後の胆汁酸やアンモニア

  のチェックもせず

  ホルモンのチェックもせず

 

 

 

 

 

 

 

 

  歯周病がないか

  腸の乱れはないか

  食べ物はどうか

 

 

 

 

 

 

 

 

  皮膚病はないか

  循環の状態はどうか

  酸素や栄養は肝臓に

  届いているかどうか

 

 

 

 

 

 

 

 

  膵臓はどうなのか

  などなど

 

 

 

 

 

 

 

 

  肝臓の値が少し高い時は

  様々なことを確認しないと

  いけない。

 

 

 

 

 

 

 

 

  それなのに健康診断で単に

  肝臓の値が高いから

  肝臓の薬としてウルソ酸を

  飲んでる子がやたら多い。(2回目)笑

 

 

 

 

 

 

 

 

  数値が下がって正常値、参考値

  に入ってウルソ酸をやめたら

  また、高くなるから結局ずっと

  飲んでる子もいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

  そりゃーそうだよね。

  肝臓を治してるわけじゃーないから

  やめたらまた上がるよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

  まぁずっとウルソ酸を飲んで

  もらうと病院は儲かるから

  いいんけどね。笑








  なんのために治療をするのか

  正常値や参考値に数値を

  入れることが

 

 

 

 

 

 

 

 

  動物のなんのためになるのか

 

 

 

 

 

 

 

 

  ぼくは、動物を診て、体を触って

  体の状態を診て

  体の声を聞いて

 

 

 

 

 

 

 

 

  動物のためになるような治療を

  心がけようと人の振り見て我が

  振り直そうと改めて思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今日もありがとう

 人間より動物好きの獣医

 獣医師シワ男

 

 

 

 

 

 

 

 

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