飼主さんが動物を病院に連れてきたときに
動物の状態や経過などを聞く問診
って言うのをする。
問診をするときに
「元気はありますか？」って質問する。
「元気あります」とか「元気ないんです」って
答えてもらうけど
「元気あります」って言うのは飼主さんがみた
「元気」になる。
「元気がある」と言うのは
ものすごく抽象的なで
「元気」という評価は人によって違う。
これに注意しないといけない。
遊んでご飯食べて散歩に行って
いつもと変わらない場合でも
飼主さんが気づかないぐらいの
変化の時もある。
例えば、
今までは家に帰ったら
いつも玄関まで迎えに来ていたのに
玄関まで迎えに来なくなった
それ以外はいつもと同じ
いつも猫タワーの1番上まで
上がっていたのに
2番目にいるようになった
それ以外はいつもと同じ
そんな時、動物病院で「元気ですか？」
って聞かれたらなんて答えてますか？
ほとんどの人は「元気です」って
答えていないでしょうか。
例題の程度だったら
気のせいだとか
気づかなかったり
あまり気にしていない人もいるかもしれません。
問診で聞く側がザックリと
「元気ですか？」って聞いちゃう。
これ聞く側に問題があって
ホントはもっと細かく聞かなくちゃいけないのに
ザックリと聞いてしまう。
問診でいろんなことを聞くから
他にも細かく聞くこともあって
時間的な問題で
「元気、食欲ありますか？」なんて
まとめて聞いちゃう時もある。
これは反省しなくちゃいけない。
例題のような
「迎えに来なくなった」
「1番上まで上がらなくなった」
これって大事な変化で
こんな変化があったら運動不耐性といって
運動をイヤがるようになったり
すぐに疲れやすくなったりしてる可能性がある。
運動をイヤがる、疲れやすいなどの
運動不耐性がある場合は
心臓に問題があったり、
関節に問題があったりする可能性があるのさ。
「最近、疲れやすいんだ」
「最近、息切れするんだ」
「最近、膝が痛いんだ」
など動物は言ってくれないから
運動不耐性はとっても大事な症状なんだけど
飼主さんがそれを問診の時に
言ってくれることはなくて
問診する側が聞かないといけない。
問診は、動物病院によって獣医がしたり
看護師がしたりするけど
そこまで細かく聞かないといけないのに
聞いてなかったりする。
ぼくのところも聞けてない。笑。
反省だ。
家での細かいことを問診する側が
聞かなきゃいけないんだけど
聞けない時もあるから
動物病院で「元気ですか？」って
ザックリ聞かれたら
「最近、家に帰っても迎えに来なくなったんです」
「猫タワーの1番上まで上がらなくなったんです」
って細かい話までして。
お願い。
って人任せにする。笑。
今日もありがとう
人間より動物好き獣医
シワ神シワ男
動物病院あるあるな話
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