犬猫の認知症 | 人間より動物好き 獣医師シワ男

人間より動物好き 獣医師シワ男

埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

 

 

 

 

 

 

大質問大会で認知症についての質問をもらった。

 

 

 

 

 

 

 

犬も猫も人と同じようにハイシニアになると

認知症のような症状が出ることがある。

 

特に犬の方が多い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

猫でも20歳ぐらいになると認知症かな

って思う症状があったりするけど

認知症と診断がつくほどじゃない。

 

認知症の診断基準を満たしていれば

認知症と診断する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

認知症の症状としては

 

食べても痩せる。

夜鳴きをする。

昼夜が逆転する。

徘徊する。

バックができない。

今までできていたことができなくなる。

呼んでも反応しない。

などがみられる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

犬の認知症の診断基準としては、

まず、大項目の2つ以上の症状が当てはまる場合

 

小項目の診断基準100点法があり、

これに51点以上になった場合

認知症と診断する。

 

31点以上50点未満は認知症予備軍になる。

 

認知症予備軍のハイシニアは

認知症予防の対応するといい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

認知症かなって思うぐらいの

初期の症状のときからサプリメントや

漢方薬などの治療を始めると

 

症状の改善もしやすいし、進行を遅くすることができる。

 

進行しちゃうとなかなか症状の改善が

難しくなることがあるから

 

早めに対応していくといい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

認知症は、脳に刺激を与えたり、神経に刺激を与えることが有効。

 

 

 

 

 

 

 

 

認知症になると昼夜逆転してしまうから、

朝、日の光を浴びることで、脳を刺激して

体内時計を戻すようにするといい。

 

昼に寝てしまうと夜に起きて徘徊するようになるので、

昼はなるべく起こして動くようにする。

 

寝てるところかわいそうだなって思っても

夜鳴きされるより昼に起こして体を動かす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よくやるのが、クッション性のあるウレタンマットを

丸く囲ってその中でぐるぐる回る。

 

認知症になるとずっとぐるぐると徘徊するようになるから

それを利用して、昼に起こしてぐるぐる徘徊させると

疲れて夜寝るようになる。

 

足触ったり、体を触ったり、声をかけたりして

刺激を与えることも効果的。

 

 

 

 

 

 

 

 

耳が遠くなったり、目が見えなくなったり

臭いがしなくなったりするので、

 

声をかける時は大きな声で声をかけたり、

触るときはそうっと触ったり、

食べ物は温めることで臭いを強くしたりして

刺激するといい。

 

 

 

 

 

 

 

散歩に行くのもいい。

少しでも歩いて、疲れたらその後はカートに乗って

外の匂いを嗅いだり、日の刺激を受けたり

風を浴びたりして五感を刺激するといい。

 

 

 

 

 

 

 

体温調整が苦手になるので、エアコンで空調管理して

寒すぎず、熱すぎず、室温を18~24度ぐらいにして

湿度を50~60%ぐらいにするといい。

 

 

 

 

 

 

 

犬は、飼主さんの役に立つことで喜びを感じるから

お座りやマテ、フセができるようなら

それを遊びのように1日何回もするといい。

 

 

 

 

 

 

 

犬は、僕らの為に働くことで喜びになるから

「お座り」「フセ」などの指示をしてできたら

喜んで褒めることで

 

犬は、僕らの為になったと喜びになる。

 

ハイシニアになると新しいことを覚えることは

難しくても

 

できることを続けてあげることで

それができる喜びは継続してあげるといい。

 

足腰が弱くなったから「お座り」や「フセ」

させなくてもいいやじゃなくて。

 

犬の為に指示して「お座り」「フセ」ができたら

僕らが喜ぶと犬もうれしくて刺激になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マッサージも刺激になっていい。

体全身を触る、撫でる、足を動かすなどの

マッサージをするといい。

 

ブラッシングも刺激になっていいから

頭からお尻に向かってブラッシングすることで

 

血流もよくなるし、リンパの流れや氣の流れも

よくなる。

 

ハイシニアになるとエネルギーが不足して

流れが悪くなるからマッサージして

サポートしてあげるといい。

 

 

 

 

 

 

 

 

認知症予防としても認知症になった場合でも、

DHAやEPAといったオメガ3脂肪酸や

 

抗酸化作用のあるビタミンEなどが多く含まれた

食材やサプリメントは効果的。

 

治療でもオメガ3脂肪酸を使ったりする。

とくにDHAやEPAは、神経細胞や血管の健康の維持に

働く効果もあるから

 

鯖の水煮の缶詰は、柔らかくて食べやすいし

DHAやEPAが豊富なのでいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

認知症用のサプリメントも同じように

DHAやEPAといったオメガ3脂肪酸や

抗酸化作用のあるビタミンEなどが多く含まれた

サプリメントが効果がある。








最近では、認知症と腸内細菌が関係もあると

人の方ではわかっていて、

 

腸内環境を整えることで認知症予防になると

言われてる。

 

だったら、犬猫も同じだと思うので、

乳酸菌や酪酸菌などで腸内環境を整えることで

認知症の予防になるんじゃないかと思ってる。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

認知症は、初期の段階で対応していけば

進行を遅らせることも症状をよくすることもできる

 

脳や神経に刺激を与えて、生活にも刺激を与えて

食事やサプリメント、漢方薬、ホモトキシコロジーなど

 

人のように認知症を治療する薬や現代医療での

対応はなくても

 

代替医療で対応できることはたくさんある。

 

 

 

 

 

 

 

ハイシニアになったら若い時みたいに

何もしなくてもいいわけじゃないから

 

今まで一緒に暮らしてきて犬猫から

多大な恩恵を受けたはずだから

 

今度は、僕らが敬意を払ってお返しする番。

 

 

 

 

 

 

 

 

ケアには手間も時間もかかるけど

それを楽しんで喜んで僕らがすれば

 

犬猫も喜んでくれる。

 

喜びは、脳にとってとてもいい刺激になる。

これ以上いい刺激はないし、認知症対策はない。

 

 

 

 

 

犬猫は、僕らが喜んでくれる姿を

どんなに歳を取ってもみたいのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日もありがとう
人間より動物好き獣医

シワ神シワ男

 

 

 

 

 

 

高齢動物に関する話も参考にして

高齢の犬猫は動くことが大事

高齢の犬に多い前庭障害

高齢の子で鳴くことでに関する質問

飼主さんは、「歳だから」という呪文を発動した

高齢の動物に多くみられる変形性脊椎症

 

 

 

 

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