犬猫が下痢することってよくあるよね。
下痢の原因っていっぱいあって
下痢だけじゃ診断できないことも多い。
ストレス、食事、おやつ、寄生虫、細菌、
ウイルス、カビ胃炎、十二指腸炎、膵炎、
肝炎、腎臓病、甲状腺、アレルギー、
腫瘍などなど
飼主さんは、なんで下痢になったか知りたいね。
単発の下痢はわからないこともあるの。笑。
ストレスとしては。
動物病院に行って注射を打った。
来客が多くていじくりまわされた。
急に大きな音がした。
寒暖の差が激しかった。
など飼主さんにはどうにもならない
ストレスがあったりする。
食べちゃってとしては。
ゴミあさりをした。
脂っこいものを食べた。
牛乳を飲んだ。
消化が悪いものを食べた。
異物を食べた。
今まで食べたことのないものを食べた
などあるね。
病気としては。
アレルギー性腸炎、炎症性腸疾患、
蛋白漏出性腸症小腸炎、大腸炎、
急性膵炎、慢性膵炎、
腎臓病、甲状腺腫瘍など
の病気のこともある。
感染症としては。
寄生虫感染、細菌感染、真菌感染、ウイルス感染
などがある。
下痢の対応として僕の場合は。
1日、2日の下痢で、元気食欲があれば
対症療法といって下痢止めをやって
よくなるかどうか診ることが多い。
元気なくて、食欲もなくて、下痢してる時は
検査して下痢の原因をなるべく確認して
それに合わせた治療をする。
下痢止めなどの治療したのによくならないとか、
2週間以上続く下痢は慢性的な下痢になるから
内視鏡検査などの詳しい検査が必要になる。
内視鏡検査は全身麻酔が必要な検査だから
抵抗ある飼主さんは多いけど、
やった方がいい。
下痢に効く漢方薬は
三仙、小建中湯、人参湯、五苓散、
半夏瀉心湯、加味逍遥散、
藿香正気散、補中益気湯
などがある。
漢方薬は人用の漢方薬が
薬局で買えたりするから
それを使うといい。
下痢の時に使えるツボは、
前足の肘のあたりにある曲池
前足の狼爪と最初の指の間の合谷
後足の内側にある三陰交
おへそのところ神闕
をマッサージするといい。
詳しい場所はDrGoogleに聞いて。笑。
単発ですぐ収まる下痢はいいけど
下痢が2，3日続くようなら
動物病院にうんちを持ってきてもらえると
検便もできるし、うんちの状態もわかるので、
ありがたい。
元気も食欲もあるからと言って
ちょっとうんちが緩いぐらいの状態だと様子
みたくなるけど。
あまり様子はみないで。
今日もありがとう
人間より動物好き獣医
シワ神シワ男
東洋医学に関する話
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