ステロイド治療の18年前の大失敗

おはようございます。

人間より動物好きの獣医

シワ神シワ男です。

長い間ステロイドを使うと

副作用で糖尿病になったり

するんだけど、

18年前に猫で長い間ステロイドを

使って糖尿病にさせてしまった

苦い経験があるんだ。

当時は猫の治らない口内炎に

デポ・メドロールって言う

1回打つと1か月から1か月半

ぐらい長い間効いてるステロイド

の注射を打つ治療があったんだ。

その子は強暴でなかなか診せて

くれない子で注射を打つのが

やっとで

家で薬を飲ませるなんてできない

子だったんだ。

1か月半に1回デポ・メドロール

の注射を打っていたんだけど、

2年ぐらい続けてたら糖尿病に

なっちゃった。

飼主さんには「ポ・メドロールを

打つと糖尿病になることがある

から検査しながら使おうね」

とは話していたけど、検査できる

ような子じゃないし、

口痛くなると食べられなくなる

から注射を打ってたら糖尿病に

なっちゃったね。

糖尿病になっちゃったら

飼主さんは猫にインスリンを打って

もらわないといけないんだけど

打てるわけもなく、

人用の血糖下降剤を使ってみたけど

飲むわけもなく

糖尿病がひどくなって元気なく

なってやっとインスリンが打てる

ようになって

インスリンを打つと元気になって

元気になると打てなくなってを

繰り返しちゃったね。

最終的には別の病気で旅立って

いっちゃった。

これ以来二度とデポ・メドロール

は使っていない。

ステロイドの副作用の恐怖を

まじまじと体験したね。

この子には勉強させてもらった

この失敗から学んだことを今も

活かしてる。

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