肥満になると炎症が起こっていろんな病気になる | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

おはようございます。

人間より動物好きの獣医

シワ神シワ男です。

 

 

肥満って太ってるって言うこと

なんだけど、

 

 

太ってるって

脂肪がいっぱいになったり

脂肪細胞が大きくなったり、

してるんだけど

 

 

脂肪ってただ脂肪がついた

っちゅうだけじゃなくて

 

 

肥満になって脂肪細胞が大きく

なることで炎症が起きるんだよね。

 

 

脂肪細胞が大きくなったり

数が増えたりすると肥満症って

いう病気になるんだけど、

 

 

脂肪細胞が大きくなることで

炎症性サイトカインといって

 

 

細胞に異常がありますよっていう

サインを出す炎症を起こす蛋白質

が増えて

 

 

その炎症を抑える抗炎症性

サイトカインが減っちゃうんだ。

 

 

炎症性サイトカインが脂肪細胞

から出ると炎症回路が回り

はじめて、

 

 

どんどん炎症性サイトカインが

増えていくという悪循環に

なっちゃうんだ。

 

 

炎症性サイトカインがどんどん

増えると体にとって悪いものを

見張ってるのがT細胞なんだけど

 

 

その見張り番のT細胞がどんどん

活発になって暴走して、

 

 

本来ならそんなに攻撃しなくても

いいようなものとか

体にとっては必要なものまで

 

 

「あれ、悪いもんだ」

「あれを攻撃しろ」

って命令を出しちゃうんだ。

 

 

そうするといろんな免疫を駆使して

一生懸命やっつけようとするんだ。

 

 

そうなるといろんな問題が

起こるんだ。

 

 

例えば、脂肪肝炎、2型糖尿病、

心臓血管疾患、腸のバリア機能低下、

肝臓癌、自己免疫疾患、アルツハイマー

パーキンソン病、神経炎症疾患

アトピー、アレルギー、関節炎

などなど

 

 

まぁいろんな問題が起きちゃう。

 

 

太ってる方が可愛いと言って

太ってることを正当化してる

飼主さんもいるけど、

 

 

肥満は病気の1つでもあり、

他の病気を起こす原因にもなる

んだよね。

 

 

ペットは自分でコンビニに行って

好きなもの買って食べるわけでも

なく、

 

 

牛丼屋にいって食べるわけでも

ないよね。

 

 

飼主さんが食事の全てを

コントロールしてる。

 

 

ペットの体重管理は全て飼主さん

によるもの。

 

 

ただ、病気で太る場合もあるから

副腎や甲状腺の病気、糖尿病、

脂質代謝異常などの病気が

ないことを確認することも大事。

 

 

肥満は放っておかない方がいいよ

なかなか痩せるのがむずかしかったら

減量を治療として

 

 

動物病院でやってもらってね。

 

今日のまとめ

 

・肥満は慢性炎症の元

 

・炎症が起こると炎症性サイトカイン

がでる

 

・サイトカインが出ると見張り番の

T細胞が活発になって何でも攻撃

するようになっちゃう

 

・いろんな病気になる

 

・体重管理は飼主さんの役目

 

でした。

 

 

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