赤ちゃんの腸内細菌はお母さんから受け継がれる | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

こんばんは。

人間より動物好きの獣医

藤原です。

 

 

人の腸内細菌は1000兆個以上の腸内細菌が住み着いて、

 

 

5歳ぐらいまでに定着して、健康状態や免疫機能を左右していることがわかっているの。

 

 

赤ちゃんは、お母さんのおなかの中にいるときは、まったく菌がいない無菌状態なんだ。

 

 

産まれてくるときに産道を通って膣を通って出てくる。

 

 

その時に赤ちゃんの皮膚や口に膣の細菌がついたり、お母さんの母乳を飲むときに乳首の周りの細菌が口の中に入ったりして、

 

 

細菌を採っていくことで、腸の中に細菌がついていくんだって。

 

 

その後も細菌を採っていきながら、腸内細菌が定着していく。

 

 

5,6歳ぐらいまでに定着してその後は変わらない。

 

 

赤ちゃんはお母さんの細菌を受け継いでいくことになるね。

 

 

赤ちゃんを産む前に腸内細菌のバランスや口の中、膣の中の細菌のバランスを整えておくことが大事だね。

 

 

ただ、5,6歳で定着しちゃった腸内細菌はあまり変わらないので、

 

 

整えていくなら何年も前から整えていかないと変わらないので、

 

 

それは現実的ではないね。

 

 

何年も前から計画的にしてって、食事や生活環境、ストレス、ホルモンバランスなども考えて、

 

 

乳酸菌サプリメントを採って、口の中、腸、膣の善玉菌を整えて、

 

 

それから妊娠していくなんて、なかなか大変だよね。

 

 

ペットの場合は、ペットショップで子犬、子猫を買うか、

 

 

知り合いの人や近くで生まれた子犬、子猫をもらったりすることが多いと思うので、

 

 

お母さんがどういうお母さんだったのか、どうやって出産したのか、飼う子が何番目に生まれた子なのかもわからないと思うんだ。

 

 

子犬、子猫の腸内細菌の状態とかわからないしね。

 

 

飼う子犬、子猫がその時にこの後どういう健康状態や免疫機能になっていくかなんて、わからないし、そんなこと考えて飼わないよね。

 

 

お母さんがどういう健康状態だったのか、免疫関係はどうなのか、病気になったりしなかったのか、自然分娩なのか、何番目に生まれた子なのか、帝王切開で生まれた子なのかなどによって、

 

 

その子がどうなっていくのかが決まっていくの。

 

 

アレルギー体質になるのか、おなかが弱い子になるのかなど、飼い方と関係ない、どうにもならない体質というものは、

 

 

お母さんの状態や生まれた時の状態によって違ってきちゃうね。

 

 

ペットの場合は、それを踏まえた上で飼っていくことも必要だね。

 

 

●下記の記事も参考にしてください。

~腸に関する記事~

 

 

■ 獣医師による犬猫のための腸内環境改善サービス「腸活」という言葉があるように、「腸を整える」ことは、免疫力を向上させ、感染症予防や病気になりにくい身体作りに役立ちます。そんな腸内環境改善について獣医師の立場から様々な方法をご提供しています。
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