こんにちは。
人間より動物好きの医者
藤原です。
猫ちゃんの乳腺腫瘍は進行が
早くて、病院に連れてこられた
時には結構大きくなっちゃってる
ことが多いね。
あまり猫のおっぱいを触ったり
しこりがないか確認したりしない
よね。
それなので、目で見て気づく時
は結構大きくなっちゃってるんだ。
3㎝、5㎝ぐらいになると目で見ても
塊りがあるのがわかるようになる
からそのぐらい大きくなって病院
に来られることが多いね。
そうなるともうリンパ節転移や
周囲の乳腺にも広がっている
ことが多いんだ。
18歳、20歳ぐらいで乳腺腫瘍が
できちゃうこともあって、そうなると
手術をするかしないか、
手術ができるのかできないのか、
寿命が先で亡くなるのか
乳腺腫瘍で亡くなるのか、
様々な状況を考えて飼主さんと
相談しながらどうするか考え
ないといけない。
手術ができない、手術をしない
という選択をした場合は、
緩和ケアをしていくんだ。
痛みもあるし、感染もしてくるし、
食欲も落ちるし、元気もなくなるし、
しっかりとしたケアしてあげないと
しんどくなっちゃう。
緩和ケアはいろいろあるね。
サプリメント療法、食事療法、
レーザー治療、ホモトキシコロジー療法、
オゾン療法、針治療、漢方治療、
プラセンタ療法などなど、
様々な方法があるんだ。
痛みを少なくして、最後まで食事が
食べられて元気にすごせるように
してあげることを目標に緩和ケア
していくよ。
ホモトキシコロジー療法は、ドイツ
のお薬で漢方薬のようなもので
注射を主に使っていく。
副作用はほとんどなく、体に負担も
少ないから、20歳の猫ちゃんでも
負担なく使えるので、自分としては
使いやすいね。
週2回の注射をしていくんだ。
オゾン療法は、オゾンガスを体の中に
入れるんだけど、肛門から管を入れて
腸管にオゾンガスを入れてたり、
おなかの中にオゾンガスを入れてたり
して治療するんだ。
これも週2回おこなっていきます。
週2回のホモトキシコロジー療法と
オゾン療法をやりながら痛み止めを
使ったり、漢方薬を使ったりして
何とか緩和ケアするんだ。
乳腺腫瘍は、18歳ぐらいの猫ちゃんが
なっちゃうことも多くて、できることが
限られちゃうこともあるけど、
自分でできるようにしてあげるように
するのが自分ができることかな
と思うんだ。
◆猫ちゃんの乳腺腫瘍の記事
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