こんばんは。
ふじわら動物病院、藤原です。
突然、ペットの目が見えなく
なることがあるんだよね。
そう聞くと恐怖や不安に
なる方もいらっしゃるかも
しれないね。
突然目が見えなくなったら
いやだよね。
突然目が見えなくなる病気は
網膜の病気が多いんだ。
網膜は、カメラでいうと
フィルムに相当する。
目に入ってきた画像を網膜に
撮影してそれを脳に伝えることで
画像としてみえるんだよね。
その網膜が異常になると脳に
画像がうまく伝達できなくなって、
目が見えなくなっちゃう。
ボクサーの選手などがよく
なる網膜剥離が有名だよね。
網膜がはがれてしまうこと
により、画像がちゃんと認識
できなくなって、はがれちゃうと
失明しちゃう。
一部分だけであれば、レーザーで
網膜を貼り付ける手術をして
治療することもできるんだ。
網膜剥離の原因は、外傷や炎症、
内臓疾患からくる場合もあるから、
網膜剥離が見られる場合は、
全身の状態をチェックする必要が
あるんだ。
それでも何も異常がない場合は、
突発の時もあるね。
プードルやダックスで多くみられるのが、
進行性網膜委縮っていう病気。
これは、遺伝的な病気なんだ。
網膜の血管が委縮していき網膜に
栄養が届けられなくなって、
視細胞が死んでいく為に
失明しちゃう。
これは現在治療方法がないから、
早期発見してサプリメントで進行を
遅らせるようにすることぐらいしか
ないんだよね。
遺伝的病気なので繁殖には
使わないことをお願いするんだ。
高齢の猫ちゃんで診られるのが、
高血圧による網膜が剥離したり、
出血したり、することで失明する
こともあるんだ。
腎臓病や甲状腺疾患
慢性貧血、糖尿病に
よって発症するの。
高血圧を治療する必要があって、
目の病気ですが治療は血圧の
コントロールと原因になっている
病気の治療になるんだよね。
このように網膜の病気は突然失明
してしまうことが多いので、
注意が必要なんだ、
注意が必要といわれても何に
注意すればいいのかということに
なるよねー。
日頃からよく観察してなんか最近
物にぶつかるなとか、踏み外すことが
あるなという場合は、早めに動物病院を
受診して、目の確認をしてもらいましょう。
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