体重減少がみられるときに対処するプラン | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店


おはようございます。ふじわら動物病院、藤原です。
 
前回は、老猫で体重減少がみられるときに考えることの話をしました。
今回は、体重減少がみられるときに対処するプランの話をします。
 
体重減少がみられるときに対処するプランとして体重が何パーセント減少して来たらどのような対処をするかというプランがあります。
 
体重減少は前回の体重測定から2%以内であるが食欲不振がある場合は、嗜好性を改善するために食事の変更をおこない、食欲の改善があれば2~3ヶ月以内に再度体重測定をおこなう。
 
2~5%の体重減少があり、最初のスクリーニング検査から変わりはない場合は、カロリー摂取量を10~15%増やして、消化を高めるような食事に変更して、毎月体重測定をおこなう。
 
2~5%の体重減少があり、スクリーニング検査から変化があるが、特定の症状はない場合は、よく詳細な検査をおこなう。血液検査、尿検査、レントゲン検査、超音波検査などの検査をおこない、異常が見つかった場合は、その病気によって治療をおこなう。
 
2~5%の体重減少があり、最初のスクリーニング検査から変化があって、食欲の低下がみられる場合は、詳細なスクリーニング検査を実施して、更に麻酔をかけて歯科のレントゲンを含めた検査をおこなう。
 
次回も続きの体重減少がみられるときに対処するプランの話をします。