老猫で体重減少がみられるときに考えること2 | 人間より動物好き 獣医師シワ男

人間より動物好き 獣医師シワ男

埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店


おはようございます。ふじわら動物病院、藤原です。
 
前回は、老猫で体重減少がみられるときに考えることの話をしました。
今回も、その続きの話をします。
 
体重が減少してきてしまう原因として、代謝が更新状態になっている場合があります。
甲状腺機能亢進症、腫瘍、心筋症、発熱、炎症性疾患などがあります。
これらの病気は、エネルギーを使ってしまうので、どんどん代謝が亢進してしまい、自分が摂取しているエネルギーよりも代謝されてしまうエネルギーの方が多くなり、体重が減ってしまいます。
 
せっかく吸収した栄養を代謝できない場合も体重が減少します。
糖尿病になりますと吸収した栄養素を代謝できなくなり、体重が減ってしまいます。
 
このように体重が減ってくるということでも様々な原因によって、体重が減ってきます。
それぞれ、どのようなことで体重が減ってくるかによって、その後の治療や対応にも変わってくるので、体重減少がどのようなことで起こっているのかを見極めていくことも大切になります。
 
また、病気が1つとも限らなので、何種類かが重なっていることもありますし、複合的に絡んでいることもありますので、対応も1つだけではなく、複合的に対応しなくてはいけないこともあります。
 
複雑に絡み合うとなかなか改善が難しい場合もあります。
?