猫の老化に伴う一般的な変化2 | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店


おはようございます。ふじわら動物病院、藤原です。
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前回は、猫の老化に伴う一般的な変化 についての話をしました。
今回も、猫の老化に伴う一般的な変化の続きの話をします。
 
猫が老化してくるとのどが渇くのが鈍くなります。
体的には、脱水を起こしてくるのにもかかわらず、あまり水を飲まなかったりします。
その為、体は慢性的な脱水状態になっていることが多く、状態が悪化すると急速に脱水状態に陥り、危険になることがあります。
 
これは、予備能力が減少している心臓や腎臓に負担をかけることになりますので、注意が必要になります。
 
年齢とともに寝ている時間も長くなり、環境の変化に対応できなくなったり、部屋の模様替えが起こると順応できなかったりするので、猫が高齢になったらあまり大胆な部屋の模様替えは控えた方がいいときもあります。
 
視力も衰えていきます。
あまり白内障で見えなくなってしまうことは多くないのですが、それでも見えにくくなります。
視力が低下してくると感覚でものをよけたり、今まで見ていたものを覚えておいてよけたりすることができます。
ただ、いつもと同じ配置であれば問題ないのですが、配置が違ったり、いつもと同じところになかったりするとわからなくなってしまい、ぶつかることも出てきます。
 
その為にもあまり、配置換えをしないようにしておくといいです。