犬、猫のシャンプー選びでちゅういする こと | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

動物にやさしい自然療法が好きなベジタリアン院長のふじわら動物病院ブログ-article4489.gif


シャンプーの豆知識を今回は書こうと思います。

まず、スキンケアに必要なシャンプーは
汚れを落とすことができる。
皮膚へのリスクが最小限であること。
が大事になります。

人と同じように古くなった角質は垢となって剥がれ落ちていきます。
この垢が、毛や油にくっついています。
くっついていくとどんどん体表にたまっていきます。
また、体表に長くある油は、酸素と反応して過酸化脂質となり強力な刺激物質に変化してしまいます。

垢、汚れ、過酸化脂質が皮膚に刺激を与え
皮膚病を起こしたり、皮膚病を悪化させたりします。

その為、シャンプーをすることによりこの汚れ、垢、酸化物質を皮膚から取り除き必要があります。

ただ、汚れ、垢、酸化物質を取り除くためには、界面活性剤が必要になります。

今まで、界面活性剤は皮膚には有害であるといわれておりました。
確かに今でも有害なのは変わりませんが、汚れ、油、過酸化物質を取り除くためには必要なのがわかってまいりました。

すべての界面活性剤はある程度の毒性があります。
しかし、油、汚れを落とすためには必要です。

シャンプーを選ぶには、この毒性を十分考える必要があり、バリア機能が低下している皮膚病の時は最も大切です。

続きは、明日にします。