犬、猫の涙やけ、流涙症の原因と対策 | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
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よく、シーズーやプードル、ダックス、パピヨンなどで見られる目やけや目の周りの黒ずみ、腫れなどは、眼瞼炎、眼瞼内反、マイボーム腺機能不全により見られることが多いです。

そういえば、診察していても目やけをおこしているわんちゃんや涙目になっていたり、目の周りが黒くなっているわんちゃんを多く見かけることがあります。

そういうわんちゃんたちは、眼瞼炎、眼瞼内反、マイボーム腺機能不全になっている事があります。

眼瞼炎は、瞼が感染したり炎症をおこしたりすることでなります。
眼瞼内反は、瞼が腫れることで内側に瞼が入り込んでしまいます。
マイボーム腺機能不全は、瞼が腫れることによってマイボーム腺からの脂が出にくくなり、脂が貯まってしまいます。

目やけは、瞼が腫れることにより瞼が眼球側に入り込んでいきます。
そうすると涙がこぼれてしまいます。
また、瞼が腫れるとそこから油が出ているのですが、
その油が出なくなり、涙の水の部分と油の部分が
水の部分が多くなり、涙がこぼれるという悪循環になります。

それを改善させるためには、点眼や抗生剤を使うのですが、それと一緒に瞼を温めて油を出やすくし、マッサージして油と涙を混ぜていくと改善になります。

点眼や抗生剤だけでなく、温めて瞬きをすることの
必要性を改めて、感じました。

涙やけで困っているようでしたら、一度ご相談ください。
わりとよくなることもありますよ。