腎臓病では、しっかりとリンを対応する | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

腎臓が悪くなってくるとリンの値が高く

なってきます。


リンが高くなってくると寿命にも影響

してきます。

リンの値が1、高くなると死亡率が11.8%

上がるというデーターも報告されています。


その為、リンの値が高くなってきたら

下げるように治療することが大事に

なってきます。


リンの値は5超えるようであれば、5以下に

下げるように治療します。


リンを下げる治療としては、水分をしっかり

とるようにして脱水にならないようにすること

が大事です。


食事は、ドライフードも缶詰フードも

食べるようであれば、缶詰フードをおすすめ

します。


飲水量を増やす努力をします。

器を変えてみたり、噴水型にして見たり

肉汁にして見たりと工夫をします。


リンが少ない食事を使い、リンの摂取量

を制限します。


腎臓用の食事を使い、リンの摂取量を

少なくします。


リン吸着剤を使ってリンを吸着させて

便に出していきます。


吸着剤の種類は沢山あるのですが、

セミナーでおすすめだったのは、鉄剤で

リンを吸着させるタイプでした。


水分をしっかりとる

腎臓用のフードを使う

リン吸着剤を使う

以上の対応をしてリンの値を下げて

いきます。


リンをしっかりと下げることで、

寿命を短くさせないようにして

腎不全になってしまっても

付き合っていきながら寿命を

全うできるようにしっかりとサポート

していきたいと思います。



動物にやさしい自然療法が好きなベジタリアン院長のふじわら動物病院ブログ