飼主様に対する攻撃行動2 | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

飼主様に対する攻撃行動の

続きをお話します。




□食事の変更

食事を変更してみるのも方法です。

低たんぱくフードに変更したり、

穀物フードを止めてみたり、

おやつの変更をしたり、消化に

いいものを与えるようにしてみたり

します。




□サプリメントを使ってみる

サプリメントを使うのもいいと思います。

民間のサプリメントは効果はわかり

かねますので、動物病院で使用している

サプリメントに限定します。

アンキシタン、ジルケーンというような

サプリメントを使用して行動療法を

おこないます。

サプリメントの詳細は、また詳しくお話し

します。




□薬物療法をおこなう

薬物で改善になるわけではありませんが、

薬物を使うことで治療期間が短くなったり

症状がよくなったりします。

うつの方が薬物を使うことでうつが治る

わけではないですが、薬物を使うことで

楽になったり、生活がしやすくなるのと

同じです。


選択的セロトニン再取り込み阻止剤や

三環系うつ剤などを使います。

予防的対策としては、飼主様の生活

スタイルの見直しやしつけの見直し

をしたりします。


子犬のうちでしたらパピーパーティー

や適切な社会化をおこなったり、

攻撃行動のない繁殖をしているブリーダー

から購入したり、飼育経験にあった犬種や

血統を選んだりします。




攻撃行動の問題はなかなか難しい

ことが多いのですが、ただしつけの問題では

ないことも多いので、なんでもかんでも

しつけのせいにしては、いけませんので

動物病院に相談してください。




私の経験でもかなり攻撃行動が

きつく出てきたチワワの子が

MRI検査をおこなったら脳炎が

あり、それを治療したら攻撃行動

おさまったことがあります。




もしかしたら病気があったりして

そのような症状になっている時も

ありますので、自己判断しないように

してくださいね。


動物にやさしい自然療法が好きなベジタリアン院長のふじわら動物病院ブログ