家族以外の人に対する攻撃行動を
起すことも多いと思います。
飼主様に対する攻撃行動よりも
治療に難しく、時間もかかります。
攻撃する対象が多い場合は、行動を
治そうとするよりも環境を変えて
あげる方が良かったりします。
完全に治ることは難しいことが
多いです。
傷害を与えてしまうようであれば
行動学専門の先生に診てもらう
必要があります。
特徴としては、宅配業者、新聞配達
郵便配達、帽子をかぶった人、髭の
ある人、見つめる人、ジョギングを
している人、子供、男性、高齢者
マスクをしている人、怪しい人
など、攻撃をする人はある程度
決まっていることが多いです。
攻撃行動は6~12カ月齢と割と
早い時期からみられます。
症状は、対象の人に対して、唸る
歯をむく、吠える、咬みつく、
突進する、威嚇するなどです。
原因としては、テリトリーの意識が
強い、恐怖、不安、葛藤、母性、
物欲、所有欲、痛みによるもの
内分泌の病気、代謝の異常、脳腫瘍
脳障害、脳炎などで、飼主様に
対する攻撃行動と同じです。
診断は、身体検査や血液検査を
おこない必要であればCT検査、
MRI検査をおこないます。
治療は、病気がある場合はそれを
治療します。
病気が無い場合は、行動療法を
おこない修正していきます。
具体的な方法は、次回にします。