家族以外の人に対する攻撃行動 | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

家族以外の人に対する攻撃行動を

起すことも多いと思います。



飼主様に対する攻撃行動よりも

治療に難しく、時間もかかります。



攻撃する対象が多い場合は、行動を

治そうとするよりも環境を変えて

あげる方が良かったりします。



完全に治ることは難しいことが

多いです。



傷害を与えてしまうようであれば

行動学専門の先生に診てもらう

必要があります。



特徴としては、宅配業者、新聞配達

郵便配達、帽子をかぶった人、髭の

ある人、見つめる人、ジョギングを

している人、子供、男性、高齢者

マスクをしている人、怪しい人

など、攻撃をする人はある程度

決まっていることが多いです。



攻撃行動は6~12カ月齢と割と

早い時期からみられます。






症状は、対象の人に対して、唸る

歯をむく、吠える、咬みつく、

突進する、威嚇するなどです。



原因としては、テリトリーの意識が

強い、恐怖、不安、葛藤、母性、

物欲、所有欲、痛みによるもの

内分泌の病気、代謝の異常、脳腫瘍

脳障害、脳炎などで、飼主様に

対する攻撃行動と同じです。



診断は、身体検査や血液検査を

おこない必要であればCT検査、

MRI検査をおこないます。


治療は、病気がある場合はそれを
治療します。


病気が無い場合は、行動療法を

おこない修正していきます。


具体的な方法は、次回にします。



動物にやさしい自然療法が好きなベジタリアン院長のふじわら動物病院ブログ