猫ちゃんの毛球症 | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
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猫ちゃんはよく毛づくろいをしますので

その毛で通過障害を起こすことがあります。

 


 

それを毛球症といいます。

 


 

毛づくろいでなめとった毛が胃の中で

ボール上になって流れが悪くなり溜まって

通過障害を起します。

 


 

特に頻繁に毛づくろいをする猫や

長毛種におこりやすいです。

 


 

本来は、便と一緒に毛づくろいした

毛は出ていきます。

 


 

症状としては、食欲の低下、胃内ガスの

貯留、嘔吐が主な症状になります。

 


 

排泄ができなくて閉塞の原因になること

があります。


 

 

閉塞症になると嘔吐が激しくなり

明らかな通過障害の症状が出てきます。


 

治療としては、胃炎があれば胃炎を治療

します。

 


 

毛球症を柔らかくして、排泄を促すように

します。

 


 

予防としては、こまめにブラッシングして

なめて毛を胃の中にはいるのを少なくします。

 

ビタミン剤と一緒に毛を絡めて便と一緒に

出すようなサプリメントもあります。


 

 

よく猫ちゃんは、毛玉を吐くというのが

普通だと思われている方がいらっしゃいますが

毛玉は通常、便と一緒に出てきますので、

吐いて出さなくてはいけないのは、要注意

になります。

 


 

あまりにも毛玉を吐くことが多い場合は

病気の場合もあります。

 


 

猫ちゃんが毛玉を多くはく時は

気をつけてくださいね。

 

 


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