よく猫ちゃんで見られる皮膚病「アクネ」 | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

よく猫ちゃんで顎や下唇のところが

黄色や茶色になって、脂っぽく

べたべたしたり、黒いかすの様な

ものがついたりすることが

あると思います。




これは、アクネといいます。




人間のニキビの様なものですね。




猫ちゃんはマーキングをするのに

顎や下唇をこすりつけます。




ここには脂の腺が集中していて

そこから脂が分泌されています。




その為、過剰な脂の分泌や

角質の栓塞が原因となります。




あまりグルーミングをしなかったり

食事や水を入れる容器が汚れていたり

アレルギーや食事内容、免疫の異常

角質異常、ストレス、ウイルス、

カビ、細菌などがあります。




治療としては、軽度のアクネなら

拭いて綺麗にしてあげたり、

洗ってあげたりすることで改善に

なります。




よごれがひどい場合は、

角質を溶かすシャンプーや

脂を取るようなシャンプーが

有効です。



動物にやさしい自然療法が好きなベジタリアン院長のふじわら動物病院ブログ




細菌感染がある場合は、抗生物質

の飲み薬を使うこともあります。




マラセチアというカビが感染する

場合は、抗真菌剤を使う必要が

あります。




アクネは再発を繰り返す場合が

あります。




予防としては、食器を綺麗に

しておいたり、顎や下唇を

綺麗に拭いてあげたりして

予防してあげてください。