猫のアレルギー性皮膚炎 | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

先日、猫のアレルギー性皮膚炎についての

セミナーがありました。

 

猫のアレルギー性皮膚炎は、難しく未だ確立

された診断方法はないようでした。

アレルギー性皮膚炎は、まず痒みのが起こる

原因の皮膚病をひとずつ検査で除外していき

残ってくる皮膚病をアレルギー性皮膚炎と

疑い、ここから食物有害反応を除外し、

ノミアレルギー性皮膚炎を除外して

残ってくるところが、非ノミ非食物アレルギー性

皮膚炎を疑っていく。

そこから皮膚炎の症状や症状が出ている場所

でかたなどを確認して、非ノミ非食物アレルギー

と仮診断し、治療を進めていくという

流れになります。

 

診断としては、新しいことはなく、今までと

同じように診断をしていくようでした。

 

治療に関しては、このたびアトピカの液体の

内服液が発売になりました。

今までは、カプセルで飲ませにくく、特に

ねこちゃんでこのカプセルを飲ませるのは

大変でした。

 

このたび、内服液が発売され少しは

飲ませやすくなるのではないかと期待します。

アレルギー性皮膚炎の治療としては

ステロイドや食事療法、シャンプー、外用薬、

等があり、免疫抑制剤もありましたが、猫用の

薬はなく、人の薬か犬の薬をを代用するしか

ありませんでしたが、このたび猫用の内服液

が発売されて、治療の選択肢が広がりました。

 

また、ステロイドでの副作用が心配されることが

ありましたが、アトピカではステロイドより

副作用が少ないことも利点であります。

 

これからは、猫ちゃんのアレルギー性皮膚炎の

治療としてアトピカの内服を使うことが

できますので、治療の選択肢が広がることが

できるのではないかと期待します。

 


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