【自然素材の話~家の仕上げ方ってどんな種類があるの?】 / 富士・富士宮・三島 フジモクの家 | フジモクの家 富士・三島・御殿場の工務店~新築・リフォーム~

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フジモクは、静岡県東部を拠点に富士ひのきを使用した木造注文住宅をつくっている工務店です。

【自然素材の話~家の仕上げ方ってどんな種類があるの?】

 

これまで、日本の森林、そして静岡の森林とそこで育まれる木々のことをお話してきました。

今回からは、ムクの木と相性が良く、爽やかで快適な空間をつくりだす自然素材のお話をしていきたいと思います。

 

自然素材を語る前に、まずは、家の内部を仕上げる方法(内装材)にはどんなものがあるのか整理してみましょう。

 

 

家の内部を仕上げる5つの方法~塗り壁、壁紙、タイル張り、板張り、塗装】

家の内部を仕上げるには大きく分けて、塗り壁、壁紙、タイル張り、板張り、塗装の5つの方法があります。そして素材によってさらにいくつかの種類に別れます。もちろんその中に様々な自然素材があるのです。

 

◆塗り壁(左官仕上げ)

 

 

左官職人がコテ等を使い塗り込んで仕上げる壁が「塗り壁(左官仕上げ)」です。もともとは竹を縦横に編んだ小舞(木舞)と呼ばれる下地に、わらなどを加えた土を左官職人がコテ等を使って塗っていましたが、現在は石膏ボードなどの下地に塗り込む方法が一般的です。塗り壁の種類は、仕上げ(上塗り)に何を塗るかによって区別されます。土を塗って仕上げたものを「土壁」、川砂などを塗ると「砂壁」と呼びます。他にも「漆喰」、「西洋漆喰」、「珪藻土」、「炭」など様々な素材があり、下地で塗られる「モルタル」でそのまま仕上げることもあります。塗り壁は、仕上げの素材や塗り方によって、壁に個性的な風情を作り出します。

 

◆壁紙

 

 

石膏ボードなどを下地にして糊で紙状のものを張って仕上げる方法です。壁紙の歴史は、紙製の内装仕上げ材がヨーロッパで作られたのがはじめと言われ、日本では東京オリンピック時のホテル建設ラッシュを契機に一般住宅にまで普及していきました。現在ではもっとも一般的な内装材となっています。素材にはさまざまな種類があります。紙を主素材とするものからレーヨン等の有機質繊維、アクリル、ポリエステル等の化学繊維、塩化ビニル樹脂、プラスチック系、無機質紙やガラス繊維など様々です。最も一般的なビニルクロスは、ポリ塩化ビニル樹脂をシート状にし、紙で裏打ちして表面に型押し加工やプリント加工などを施したものになります。

 

◆タイル張り

 

 

本来タイルは建築物の外装、内壁や床面を飾ったり、水まわりを覆う陶製の薄板のことを言います。その起源は古く、紀元前4千年代のエジプトやメソポタミア地方で彩色されたタイルが神殿や墳墓で用いられ、13世紀ごろからイスラムのモスクや王宮に、ヨーロッパでは大理石の代わりに使われるようになって普及したと言われています。タイルの素材は陶磁器質が一般的ですが、コンクリートやプラスチック、ガラスなど様々な素材を薄板状にしたものもタイルと呼ばれています。陶製のタイルは様々な色や柄、形があり、内装としては水まわりの他に壁のアクセントとして使われます。

 

◆板張り

 

 

木の板を床だけでなく、壁や天井に張って仕上げることを板張り(板壁)と言います。板張りは、板を横長に使って張り重ねる横羽目(よこばめ)と縦長に並べる縦羽目(たてばめ)があり、板と板との合せ目に実矧(さねはぎ)や合决(あいじゃくり)などの加工を施し、すきのあかないように張るのが一般的です。また、目地を一定幅に開いて張ることもあります(透し目地)。素材は、様々な樹種を板状に加工したムク板や合板、木材を0.2mm~0.6mmほどまで薄くスライスしたもの(突板)を、合板の上に貼り付けた突板化粧合板などもあります。

 

◆塗装

 

 

内装下地に塗料を塗ったり、吹き付けたりして仕上げる方法です。下地用壁紙に水性塗料(アクリルエマルションペイント=AEP)を刷毛やローラーで塗るのが一般的です。油性塗料、漆喰や珪藻土など自然素材を塗料にしたもの、さらには黒板として使えるようになる黒板塗料など、機能を付加した塗料もあります。又、板張り仕上げには、表面を保護し木目を引き立てるための塗料(オイルステイン)が塗られます。

 

引用参考サイト

1) ウィキペディア https://ja.wikipedia.org/wiki/

2) コトバンク https://kotobank.jp/

 

 

以上、家の内部を仕上げる5つの方法をご紹介しました。

次回からは、それぞれの仕上げ方法で使われる自然素材とフジモクがお勧めする素材と仕上げ方法をご紹介していきます。