年明けて、七草が終わる頃にはあっという間に日常ですね。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
年始にinstagramで見つけて「よそほひの源氏物語」という企画展を見に行きました。
今年は大河ドラマが平安時代なので、その時代の装束の所作を聞かれることが増えてきたので、動きのためにもあらためて装束を見ておこうかなぁと思ったのです。
日本舞踊は、江戸時代がメインなので、着物もさほど十二単が出てこないのです。
女性十二単ばかりが、重さや大変さを語りがちですが男性の束帯についても着用順などが説明されていて、昔の貴族はさぞや大変だったろうなぁと思いました。
衣装の成り立ちや、持ち物、御殿の様子などコンパクトに説明されていて、わかりやすく、再現度が素晴らしかった。色がとてもきれいでした。
特に襲色目についての説明が、実物で織物の柄なども季節の工夫がこらされていて、お勉強になりました。
京都の厳しい自然の中でみると、もっと春の訪れや季節の変わり目を感じられるものだったんだろうなぁ。
戦がなく平穏な時代だからこそ生まれた、雅な世界。
源氏物語に登場する女性達の着物も、彼女たちの個性を引き立たるようで美しい。
文化を残して伝えていくことの大変さも垣間見えた、素敵な展示でした。