
東京も梅雨入りし、紫陽花が水を得て、いきいきと咲いています。少し涼しくなり、ほっとしています。
来月、大学では実技公開テストという発表会があります。今年は古典曲三曲と創作作品一曲を発表する予定で、合同での補講も始まりました。古典曲は振付もほぼ終わり、今日は創作作品を中心にお稽古でした。
創作作品では、お芝居と踊りを切り離して考えるのではなく、芝居の流れがそのまま踊りにつながっていくような作品にしたいと思っています。
私自身もそうでしたが、日本舞踊とお芝居を別々のものとして捉えがちです。
たとえば、月を眺めながら二歩進む振りがあったとき、どちらの足から出るか、どんな形を作るかはもちろん大事です。でも、それ以上に「どんな思いで月を見て、その結果として二歩進んだのか」という気持ちの流れが、特に創作では大切なのだと思います。
私はまず手順や形を身体に入れてから、そこに感情を重ねていくタイプです。ざっくりと人形を作り、あとから魂を込めていくようなイメージでしょうか。
一方で、先に役を深く作り込んでから踊りに入る人もいて、その姿には憧れも感じます。
ひとまず振付は終わりました。
これから生徒たちがどんな役作りをしてきてくれるのかを、楽しみに待ちたいと思います。
そして残された本番までの時間を、大切に過ごしたいと思います。