おはようございます
昨日のゴッホのブログ①では、
メイン展示である糸杉の絵、
「夜のプロヴァンスの田舎道」について
書きました。
この作品は私の好きな作品の一つです。
↓
ただ、
やはり絵画は明るく
前向きになれるものや
穏やかな気持ちになれる作品の方が
好みでして、
そういう意味で
ゴッホの作品の中では
私はこちらが一番好きです。
↓↓↓「黄色い家」
↑↑↑同じくパンフレットより
友人であるゴーギャンが
ゴッホの住むアルルに来てくれると
決まった時から
ゴッホはその共同生活に
胸を膨らませ、
黄色い家の整備に努めたそうです。
また、
ゴーギャンの寝室には歓迎の意を込めて
2枚のひまわりの絵を描いて
飾ったりしたそう。
この作品はその完成間近の黄色い家を
描いた作品。
(この写真では薄い黄色に見えますが、
ほんとはもっと濃い黄色です)
真っ青な空と黄色が
ゴッホの晴れやかな心と
ゴーギャンの訪れを待ち侘びる
心躍る彼の気持ちを表現しているようで、
私もうきうきした気分に
なりました
あと、面白いな〜と思った作品がありまして、
それは
ゴッホが目指すべき道標として
敬愛した画家とされる
ジャン=フランソワ•ミレーの
「種まく人」の模写
↓↓↓ ゴッホの「種まく人」
アルルに足を踏み入れて以来
その強烈な日差しや黄色の虜になっていた
ゴッホらしい作品になっているなぁ
と思いました。
本で読みましたが、太陽はゴッホにとって
「神」の象徴だったのですね。
こちらも「夜のプロヴァンスの田舎道」同様、
精神病の療養先サン=レミにて
描かれた作品らしいです。
ちなみに本家ミレーの「種まく人」はこちら。
↓↓↓
人の佇まいはほぼ同じですが、
随分と色彩の雰囲気が違いますよね。
あと展覧会の
展示の仕方についてですが、
作品は
ゴッホの生まれた国であるオランダ時代、
弟テオを頼って行き暮らし始めた
フランスはパリ時代、
暖かな陽光を求めて南で暮らし始めた
アルル時代、
精神を病み入所した
サン=レミ療養院時代
にわかれていて
時代を追って順次展開されており、
彼の作風の移り変わりや
その時何に影響されていたのか等が
非常にわかりやすかったです。
他にコレクション主であるへレーネの
ゴッホ以外の作品展示も何点か
ありましたよ。
中でも
シニャックとスーラは
言わずと知れた
色彩鮮やかなドットで描く画家さん達ですが、
その繊細で丁寧な点描を
一体どうなってんの〜と、
乗り出してガン見してしまったfujikoです
スーラ作品
↓↓↓
スーラはその昔、
美術の教科書で見て以来好きな画家さんかも
点描という技法が、子供ながらに珍しくてね。。。
ゴッホも、
パリ在住時代に話題となっていた
スーラの点描技法を試すべく
描いた作品があるのですが
それがこちら。
↓↓↓「レストランの内部」
ただ、
ゴッホは直感的な筆さばきで
一気に作品を描き切るという
激しい表現を得意としているため、
点描技法は、
表現の幅を広げるバリエーションの
1つにはなったようですが、
スーラのような綿密な仕上がりには
なっていないし、
点描はこの絵でいうと
壁の箇所など部分的な利用に
とどまっているようです。
これからゴッホ展に行かれる方〜、
ガイドブックにもありましたが、
スーラ、シニャックとの
点描の正確さや密度の違いなど、
そのあたりが見どころだそうですよ
この絵については他にも
見どころがあるのですが、
それは確か美術館の
実際の絵の横の説明書きにあった
(と思う)ので
お楽しみに〜。
そうだ、
そういえば話はかわりますが
美術館にて
あるパンフレットを貰ってきたの。
それはね、
「フェルメール」
2022年1月22日~4月3日
フェルメールが
また来日してくれるのですって
パンフレットが
面白い仕組みになっていました。
↓↓↓
上の3分の1が
パカっと開けるようになっていて、
それを開くと、
↓↓↓
わかります?
キューピッドが現れた!!
これってどゆこと
ドキドキします。
ちょっとミステリー要素もありそう?
詳しくはパンフレットの
こちらに書いてありました。
ご興味ある方はお読み下さいね
↓↓↓
完売しちゃう前に
早めに予約しましょうね〜
ところで(ごめんなさい、まだまだ続くの〜)
JR上野駅にあった
上野恩賜公園案内図。
今回ゴッホ展が開催されている
東京都美術館のある
こちらの上野恩賜公園は、
日本で最初の都市公園で
歴史をつなぐ文化の杜と呼ばれている通り、
西郷隆盛や野口英世像があったり、
東京文化会館、法隆寺宝物館、美術館等
様々な歴史文化発信のための
施設が充実した公園です
昔、子供たちを連れて
国立科学博物館には
よく足を運んでいたのですが、
上野動物園も含めて
他はあまり行ったことがないので
訪れたい場所満載なんですよね〜
特に今、一番行きたいのは
青で丸をした場所。
↓↓↓
上野東照宮です
御朱印活動をスタートしたばかりの
私としては見逃せない場所
徳川家が祭られています。
江戸初期に建立された神社なのですが、
戦争で焼失することを免れ
今なお現存しているだなんて奇跡に近く、
これはまさに祭神のパワーが強い証拠。
是非ともそのパワーを
我が家の受験生息子に・・・!
とも思っていて、
本当はゴッホを見た後に立ち寄ろうと
思っていたのですが、
ブログ①で書いたとおり
後半ちょっと具合が
悪くなりましたので
立ち寄らずに真っ直ぐ家に
帰ってしまったんですよね
本物絵画が、
それを見るものに与える衝撃は
さすがといいますか、
今思い出しても鳥肌が立つほどなのですが、
ぐぁんぐぁん頭に響き
私をクラクラにさせたのでした
また、薄暗い中
メガネを忘れてしまったため
目を凝らして説明書きを読んだということも
私をクラクラにさせた
もう1つの理由であったかもしれませんけども。
といういわけで
上野東照宮に立ち寄れなかったことは
残念でしたが、
また近いうちに来たいと
思ってますよ〜
https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jimusho/toubuk/ueno/index_top.html
長々と失礼致しました。
では