「 ダットサン
フェアレディ2000 SR311
アライメント調整 」です
以前 遠方からお越しの
ポルシェの御客様より
うちを御紹介頂いたそうで
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私の親友が
930ポルシェでお世話になり
アライメントなら
と紹介してもらい
ご連絡しました。
車はSR311 足周りは
全てをバラバラにして
組み直してあります。
組み上がり
慣らしをしている段階です。
またステアリングギアボックス
を変更しています。
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ということで御二人で 御入庫です
有難う御座います
過分な名店の御菓子と
おうどん頂き
本当に有難う御座います
実は 長く御待ち頂き
一度 御越し頂くことに
なっていましたが
デフのトラブルで
当日は 御越し頂けず (汗)
リベンジとなりました
遠方より何度も
本当に 有難う御座います
ということで
この 「 SR311 」
今の時代には 御存じない方も
多いと思いますので
ちょと 御紹介 ・・・
まず 「 ダットサン 」ですけど
まあ メーカーは 「 日産 」です
これ ちょと ややこしくて
まあ
「 松下電器 」の 「 ナショナル 」
のようなもんですわ (笑)
あれ ? 分からない ???
ん、 あ! そうか !
今は 「 パナソニック 」に
変わっていましたか(笑)
パナソニックは 以前は ・・・
あれ ?
余計話がややこしく(爆笑)
「 東洋工業(株)」と 「 マツダ 」
のような ・・・
あれ ? 東洋工業 も 社名変更して
「 マツダ 」に変わってたかあ ・・
まあ 要は
生産メーカーの名前 と 別に
「 車のブランド 」が 在った
ちゅーことですわ ・・
けど 「 トヨタ 」と 「 レクサス 」
の関係とは ちょと違う ・・
ん ~ 詳しくは・・・この 「 wiki 」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%B5%E3%83%B3
見て下さい (苦笑)
で この「 ダットサンフェアレディ 」
おおざっぱに
1000、1200cc の 初代が在り
この 現車は 2代目の
「 セカンドモデル 」となります
で この 「 セカンドモデル 」にも
1500、1600、2000と あり
過去には 1500ccの 「 SP310 」も
御入庫頂いたことも在りました
今回 御入庫の現車は
最終 「 1970年モデル 」の
「 最強 2000ccモデル 」と
なりますね
ちなみに この 「 SR311 」は
1967年デビュー時に
日本車で 初めて
「 最高時速 200km/h 」を
実現した車でした
(カタログ最高速 205km/h)
同年に 発売された
「 トヨタ2000GT 」より
デビューは
わずかに早かったのです
また 「 トヨタ2000GT 」は
当時 そのとびぬけた価格
なんと「 238万円 !」から
「 絵に描いた餅 」
的なところが在りましたが
この SR311は 「 91万円 」という
比較的 「 まともな価格 」で
(安くは在りませんよ !
当時のクラウン 約102万円です )
まあ ほぼ実質
「 日本車最速の車 」でした
ちなみに 同じ 1967年の
「 ポルシェ911 」は なんとっ !!
「 435万円 」(日本での定価)
とびぬけた高額車 の トヨタ2000GTの
さらに 倍 ・・・ 恐ろしい ・・
庶民には 絶対に買えない
「 超高嶺の花 」ですねえ ・・・
「 1ドル 360円時代 」の
昔の外車は 高かった ・・・・
今でも高いけど (苦笑)
現車は さらに チューニングして
もっと速くなっていますが (笑)
今回 何か
「 聞いておくことは在りますか ? 」
と 御聞きすると
「 少し左流れが在るのと
大きく切った時に
ステアリングが
切れ込んでゆく 」
とのことですね
「 ステアリングが切れ込んでゆく 」
のは 「 トーが 大きくおかしい 」
のだろうか ? と思いましたが
まあ「 数字を診てみよう 」
ということで
受け入れでの試運転 ・・・
あれ? 「 全バラしてる 」
とのことでしたが
ちょっと バックで出てゆくとき
「 車重いかな ? 」って
感じでしたが
走り始めると 「 かなり良い 」
ちょっと 左流れ在りますけど
思ったよりは かなり良いですね
好印象ですわ
では 頑張りましょうね
いつものように下準備して
上げて ~
(車体左側です 右側が前方となります)
チェックすると ・・・
(車体右側です 左側が前方となります)
面白いのは 「 ここ 」
「 両側とも アクスル前方に
ダンパーが付いている 」
んですね (笑)
これ 現在では やりません
なぜかと言うと パワーが掛かった時に
アクスルの反トルクで
「 板バネがしなる 」から
なので 少しでも
それを緩和するために
ダンパーは両側で 前後逆となるように
取り付けます
つまり
「 右をアクスル前方に
ダンパー付けたら 」
「 左は アクスル後方に
ダンパーを取り付けます 」
この自分の過去のブログの最初の写真の
ハイエース200系の写真を見てもらうと
分かると思います
今の板バネは 必ず
「 こういう ダンパーの取り付け方 」
を しています
ただ この時代は
まだ
分かって居なかったんでしょうね
降ろして ・・・
「 測定! 」
右の方が 状態が良いので
こちらを基準にして
左を合わせてゆきます
しっかし ・・・
あちこち全部 ・・・
「 綺麗な車だなあ ! 」
これ 「 55年前の車 」ですよ!
ステアリングギアボックスは
「 ラック&ピニオン 」に 交換してますね
ただ ノーマルでは タイロッドが
あと 40~50mmくらい
後ろから出てくるのですが

(参考写真 SP310ノーマル)
この ノーマルと
「 タイロッドの位置関係と角度 」
を比べて下さいね
この ラック&ピニオン は
「 かなり前方から
ナックルを引っ張る形に 」
に 変わっているので
「 大舵角での
ステアリングの
切れ込み 」
は これですね (汗)
ただ Uターンの様な大舵角以外は
そう 不具合は無いでしょうね
自分も そんなには
気にならなかったですね
きちんと 御説明して
では「 手が入りにくい 」(泣)
シムを 入れて調整してゆきます
ボンネットを開けて
上から攻めた方が良いのか ?
それとも やはり 下から ????
いろいろ試して やはり ・・
下から攻めます (汗)
まあ 難しい (笑)
フェラーリのように 調整部分を
「 ロワアーム側」に 付けてくれれば
「 手が入りやすい ! 」
んですけどね ~
全部上手く 入れ終えれば あとは ・・
タイロッドいじって フロントトー
合わせるだけ (笑)
こんなのは 簡単 !(笑)
セッティングが終わって
なんとなく 後ろ姿も
「 得意げ 」に 見えますね(喜)
では試運転 ・・・・
あれ ? これは ・・・・
「 1発OK 」かな (嬉)
そのまま オーナーさんと交代
「 あ、なんか
ハンドルも軽い気がします
直進性も良くなってます 」
と 喜んで頂けました
朝 5時から ポルシェのオーナーさんと
遠くから来て頂いたので
自分も 「 喜んで頂けて何より 」です
当日 メールにて
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今日は作業ありがとうございました。
今無事帰宅しました。
帰りの名阪国道も
手を離しても良いくらいで
楽に運転できました。
ステアリングの切り込みも
あまり気にならない位まで
調整していただき
ありがとうございました。
また違うフェアレディで
お邪魔します。
よろしくお願いします。
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こちらこそ 有難う御座います
アライメント屋として
「 セッティング気に入って頂く 」
のが 何より嬉しいですわ
今後とも 宜しく御願い致します
有難う御座いました












