余白の美学 | 明治神宮前 あなただけのスペシャルジュエリーを。

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高野睦子(あつこ )です。


私には徹底した美学というものがいくつかある。

美学というとかっこいいけど、こだわりとか嗜好とか。

でもあえて美学と言わせて、かっこいいから。


それは「余白」。


昔から


いつも一緒だよね。

全部知ってるもんね。


という関係性が苦手だった。

女友達だけで無く、親もね。


唯一、そうしたいって思ったことがあるのは彼。

でもそれも途中から「ろくなもんじゃない」と気づいた。


割と早い段階で気づいたんだから、学習能力高かったと思う(笑)。


一般的には、子供の頃からの経験で人間関係というものを学ぶけれど、学んできた中で私が一番大切にしているもの、守っているものは人との距離感です。

これは意識してきたわけではないんです。


ただ、距離感がうまく取れないって悩みを持っている方に「藤衣さんって距離感取るのが上手いね」「絶妙な距離感だね」と何人かに指摘されたことがあるんです。

彼女たちは悩んでいるからこそ目をつけたわけで、普通の人は気づかないでしょう。


距離が遠いわけでもない。

近いわけでもない。

不自然な距離を取らないから「絶妙」と言われたわけで、これは自分でもそうだと思う。


けれどたまに事故る。


というのは、私は一定の距離を誰に対しても取っているんです。家族にもね。

しかし、誰からも距離を置かれがちな人はそれを「近い!」と勘違いしてしまう。

困ったことになることがたまにある。


で、こうした場合のパターンはいつも同じなのです。


お相手は私の全部を知りたい。

行動も考えていることも大袈裟に言えば生い立ちも。

100%把握したくなる。


そして「私のことも知って」と言わんばかりに猛烈に自己開示が始まる…。


これね。そもそもその方との関係性がないのでこうしてさらっと書けますが、自分に近い人がこれをしたら苦しいと思うわ。実際されたことは何度もありますが、ま、破綻するよね。


私は全部は知りたくない。

全部を知られたくもない。

今日は話したい気分だけど明日は話したくないかも。どんなに好きでも大切に思っていても、です。


だからいつも余白を求めてる。

人間関係の余白。


それがあるから尊重し合える何か。

許せるなにか。


全てを掌握した時点で終わりに向かうのが宇宙の理ですから。


だからそもそもしたいと思ってないけれど、大切な人であればあるほど、余白が大事だと思ってる。


だって終わりたくない関係ならば、相手に呼吸させてあげないと。

余白は呼吸かもね。


あっぷあっぷしたら私は逃げる(笑)。

どんなに捕獲されても必死で逃げる。


泳いで泳がせて…という関係性がやはり一番理想的。まあ人それぞれでしょうけど、「私の美学」ですから😛


って書いててGEOMETRYじゃん!って思った。

我々が平和なのは誰もが泳ぎ泳がせることができるから。


これは自立していないと、大人じゃないとできない関係性かもしれません…。


私の相棒。