スタジオライティング分析 | スローライフでCMプロダクションinとっとり

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テレビCM専業のワンマンオペレーションプロダクション。
クロマキースタジオ、ロケ車、特殊効果編集、NA録音、完パケ製作。
趣味が仕事なのか、趣味を仕事にしているのか曖昧。好きなことやって金儲け。
そんな仕事的コラムはかなりマニアックだったり…


ふじのんの気まぐれコラム

現在スタジオには蛍光灯バンク、スポット、LEDなど12灯と天井直付けスカイライトがある。
基本、グリーンバック撮影なので不要な影が出ないよう全方向から当てている。
そのため全点灯すると右上のようなフラットな顔になってしまう。
実際には人間の顔自体に色が付いているのでここまでフラットには見えないが日本人の顔は凹凸が少ないため立体感を出すのが難しい。

合成の場合、背景が決まっていればその光に合わせることもあるが基本的にフラットにしておけば明るさと色を調整するだけで馴染み感は出しやすい。

合成ではなく黒バックの場合などでは陰影を強調した照明を作りやすいが背景を活かす場合はスタジオのサイズ制限からどうしても被写体のライティングが背景に影響してしまうので自由なセッティングができない。
またLEDは調光ができるがそれ以外の蛍光灯は点灯数を減らすなどの光量調整しかできないし引きも距離がないためやはり自由度がない。
バンクライトの調光するため黒紗を注文した。

写真は主要なライトを単独で点灯してデジタル一眼の自動露出で撮影したものである。
サイドバックから当てているのはLEDだがかなり色温度が高いのがわかる。