東京ヴェルディ vs FC町田ゼルビア 2022.9.18 | まあ、言うだけ言っとくわ。

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ちょっと個人的にドタバタしてて書けてなかったんですが・・・

その間にヴェルディは連敗街道まっしぐら。

リーグ戦は見てます。天皇杯もダイジェスト&文字情報で知り得ています。



全てが惜敗。良くて引き分け。

私が見る限りにおいては、誰もサボってたりはしてないし、惜しい攻撃も多くあった。

明らかなのはサイドアタッカーの不足からか?やたらに中央から攻めようとして成就しないこと。

まあでも結果から鑑みれば総力としては劣っているということだろう。

やっぱり、たらればにはなりますが、スペシャルワンがいない。

天皇杯で2得点した京都のパウニーリョはスペシャルワン?

でも結果としては彼1人で、彼の個人技が得点をもたらした。

ウタカがいなくて安心してたか?ああいうのはやらしてはいけない。ペナルティエリアの中でも、一か八か小突いてやるべきだったかもよ。そこの判断に一瞬躊躇してなかっただろうか?

ここのところの失点は、そういうちょっとした隙間を全て突かれている気がする。そこまで完全に守れているのに!・・・というのが私の印象。

攻撃はその逆で、あとちょっとズレてたら入ってたのにイ!みたいのが多くない?

なーんかホント、祟られているように不運な結果が続いている。先ずはお祓いとかしたほうが良いかもよ?


監督のやり方はどうだろう?現在の状況は傍目から見てもマネジメントは結構キツイと思われる。

うーん、今いちばん元気そうなオムをスタメンから使うのは違うんだろうか?とか。奈良輪は?とか・・・

ベストな組み合わせ、ポジション配置はあるだろうけど、必ずしも実現出来ずに、それがズレを産んでいるかもしれない。


まー、選手はベストを尽くしてる。負けてもしょうがない。次、頑張ろう、は美しいですが、現実的にはより良い結果を残さなければなりません。プロなので。


そんなこんなで勝てない中で迎えた相手がブラウブリッツ秋田という、これ、ヴェルディにとっては中々ややこしいチーム。

もう、コンセプトが真反対のチーム。奇しくも城福監督が試合前にコメントしていた。先制されたら困ると。

果たして先制点は秋田にもたらされた。半分ラッキーなかたちで。

さあ、こうなるとどうなるか?ヴェルディは先ずいつものようにボールを保持して展開を試みるのだが、秋田は既に5バックで前線の選手もほぼ上がらず10人で守る状態。わずかなスキを縫ってゴールを割ろうとするが中々道が開かない。

一転して秋田が攻め上がるとスクランブルを起こし、何も華麗な攻撃はしていないのにヴェルディのオウンゴールを誘い2点目。

ヴェルディは中央からのパス攻撃はだめ、小池が入ったがサイド攻撃も機能しない。ボニを完全に上げて放り込みも上手くいかない。梶川が入ってようやく攻めのバリエーションが出て来たと思ったがタイムオーバー。

勝った秋田は大喜び。そらあ喜ぶでしょう。自分たちのやり方でアウエイで勝てたんだから。


いろいろ批判があるようだけど、私はこういう秋田みたいなサッカーが悪いとは思いません。着実に結果を出すし。

実はこういうサッカーを昔の日本代表に求めていました。ナショナルチームは結果が大事だから。

かつて元代表監督ハンス・オフトが、自らは導けなかったが、岡田監督率いる日本代表が晴れてワールドカップを戦うとなって、どうやったらアルゼンチンなどの強豪を倒せるかとインタビューされた時、「試合を壊してしまえばいい」と答えていたのが印象深い。

うーん、ま、弱者の兵法だが結果は出ていたかもしれない。0-0、勝ち点1。だったかも。

ブラジルW杯で日本と戦ったギリシャは一人退場者を出して不利になるも、なんやかんやゴネたりしながら引き分けに持ち込んだ。それも勝ち点1である。からのベスト16。


で、翻ってクラブチームにはもっと結果を恐れないスペクタクルなサッカーを求めてました。それがヴェルディを推してる所以です。


城福監督は、就任の噂があった春ころにも、城福体制なら守備的になる=ヴェルディには合わない、と言われていたが、就任直後のコメントでは、このヴェルディの攻撃力を生かさない手はないと発言。その攻守のバランスを見ながらチームを立て直してきたと思われる。

しかし、なんかぬかるみにハマってしまって、それでも一所懸命足を掻いて深みにはまらぬようにもがいている、そんなかんじだ。

主力の離脱もあったが、それは織り込み済みだろう。しかしコロナでの延期、天皇杯、ワールドカップに合わせたスケジュール、パンパンの日程での調整を強いられているんだと思う。

しかも今年はJ1から4チーム降りてきていて、チームの力が拮抗している。全般的にはレベルが上がっていると思われる。


で、ここのところの1点差の試合なんか見てると、サッカーとして面白く、変なことをしてくる相手もいなかった。みんな良いチームだなぁ、なんて思うけど、最終的に勝ち点を多く拾っていくのって、華麗な攻撃、圧倒的な強さ、いや、ちょっと前ならそうだったが、今はそうではなく、地道に試合を支配していくようなチームが順位をあげている気がしている。

秋田もそうだが、横浜FCなんかもそうだった。スムーズな試合より、ガチャガチャ試合を壊しちゃうようなやり方。

横浜FCみたいに1部と2部の狭間にいる、いやいや、この位置をキープしてること自体大変なことなんだけど、ちょっとした事で勝ち点を取り逃さないようにしないといけない、というのが染み付いているのではないか?

あのー、この秋田戦で、あれ、今のゴールしただろ!ってところがありましたよね?たぶんアレ、ゴールしてると思うよ。でもVAR無いからねえ。


あの時、ヴェルディの誰かが「入ってる!入ってる!」って叫んでるよね。

なんでもっと審判にしつこく詰め寄らないんだ?

前にもあったよ、キーパーへのファールだろうって言うアレ。

とにかく、その辺がちょっとアッサリしすぎ!

なんかねー、選手に情熱が無いとは思えないんだけど、チームとしてひとつになれてない気はする。

このシーズン終盤に何を言う、と思われるかもですが、シーズン序盤とレギュラーもちょっと違うし、スタッフもちょっと違う。


そして町田戦。

最初のシュートチャンス、雨もあってか?珍しく佐藤凌我が外して、でも森田が詰めて跳ね返りを蹴って、それもまた跳ね返されて、あー、また不運続きだあ、なんて思ってたら、さらに深澤がサッと寄せていてゴールを決めた。

これよ!どんどん詰めろ!寄せろ!


しかし町田にやられた2得点は言い訳出来ない、相手が上手かった。

そんで、終盤なんやかんなで、またパワープレイでボニをほぼFWとして上げて放り込むとファールを誘いPKゲット。

ボニは、もちろんファールを受けたのは明らかなのだが、必要以上にのたうち回ってアピールした。


これこれ!こういう気持ちだよ!この気持ちを外に表さないと!




どちらのチームがより試合に、勝敗に執着しているかで結果はちょっと違ってくる。はず。

PKを蹴った阪野。今年加入早々ケガをして、ようやくここで結果を・・・って、ちょっと慎重になりそうなところだけど、ゴール隅に、中々きわどいところに蹴った。絶対にキーパーが触れないところを狙ったと。

こういうPKが決まって良かったと思う。これをまた外してたらと思うと・・・

うん、なんか憑き物が落ちた気はする。



いやあ、しかし、やっぱJ2残留が目標になっちゃったなぁ。