ツツジの種蒔き | 【富士園芸】花屋の嫁ブログ

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ツツジ・シャクナゲを中心に生産し、人気の花木や果樹苗、ハーブ苗などを取り扱う、福島県奥会津の小さな園芸店です

本日はツツジ(信濃ツツジ)種をまきました。

 

見えますかね?1㎜程小さい種です。

ツツジの種は気温、湿度、温度、ある程度の明るさががあれば季節を問わず

種を撒き発芽させることが可能です。冬、温室などない環境であれば春になってから

撒くと管理が比較的容易になります。

 

 

今回は細かいピートモスに播種しました。ミズゴケに撒く方が

多いですがどちらでも大丈夫なようです。

1週間くらいで種が膨らんで2週間くらいで芽が出ると思います。

 

乾燥しないように注意してカビが生えないように殺菌剤などでたまに消毒

してください。

 

今回撒いた種の親は5月に人工授粉させて下記の品種です。

信濃ツツジ 『銀河』 黄色い八重咲き♀

 

信濃ツツジ『アーネソンジム』オレンジ色の大輪種♂

 

オレンジ色の大輪の八重咲きが誕生したら面白いかな?と思い交配しました。

 

 

ちなみにこの品種は数年前に自然にできた種を撒いて誕生した個体です。

信濃ツツジ『遥(はるか)』と命名しました。

ユリ咲きの八重咲きで縁にうっすらと白い線が入り匂いツツジのような香りが良いのが

特徴です。上に伸びる性質があります。

 

種を撒いて数百ポット開花させましたが後世に残そうと思ったのはこの1株だけでした。

交配をして良い物が作出される確率はかなり低くハードルが高いですが

実生は趣味の一環として楽しんでいきたいと思います。

それでは後程経過をお知らせいたします。