旧客の旅!新潟駅開業120周年号乗車記 | 風かおる 鉄の路

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主に私が乗車した乗り物関連(鉄道中心)、その他気になったことを綴っていきます。稀にお絵かき。

開業120周年記念列車

日本海側の主要都市、新潟市の中心駅・新潟駅。
上越新幹線の終点駅であり、信越本線・白新線・越後線が乗り入れるターミナル駅です。
そんな新潟駅の開業は1904年5月3日。今年(2024年)でちょうど120周年です。
 
新潟駅開業120周年に合わせて様々な企画が行われましたが、その中で鉄道ファン的に一番注目なのが快速「新潟駅開業120周年号」の運転。
越後湯沢~新潟間をEF64牽引のレトロ客車(旧客)6両編成で運行するというものです。
 
客車列車自体が珍しい上に、旧客の新潟県内運行、そして新潟駅が高架化されてから初の客車列車運行とレア要素が満載!
近年稀に見るネタ列車となりました。
 
そうなると、当然乗りたいと思う方は多いわけで…指定券争奪戦は熾烈を極めました。
発売から秒単位で売り切れてしまったという噂が流れるほどの競争率の高さ。
そんな中…
 
10時打ちで復路の新潟→越後湯沢間全区間の指定券を手に入れることに成功しました!
某駅のみどりの窓口、いつも本当に本当にお世話になっています。
この場を借りて御礼申し上げます。
 

超レア!旧客の新潟入り

2024年5月12日。新潟駅の構内に入ってみると…
 
すでに新潟駅開業120周年号の表示が出ています。
 
 
ホームに上がってみると、こちらにもすでに表示が。
よく見ると…
 
EF64のイラストが!新潟駅にもLED職人さんがいるのでしょうか?
 
発車ホームとその対岸ホームには鉄道ファンがぎっしり!
こんなレア列車、次回があるかわからないので一期一会を逃さないように多くのファンが集結しています。
 
そして…
 
近づいてきました…!
 
大勢の人たちに見守られて、快速新潟駅開業120周年号、EF64にサンドイッチされた旧客6両で堂々と新潟駅に入線してきました!
 
新潟駅に停車する旧客。
 
今日のための特製サボが差し込まれています。
 
車内に入ってみましょう!
 
こちらが旧客の車内。
2019年に内装のリニューアルが行われ、よりレトロ感が増した車内は今が令和の世の中であることを忘れてしまいそうな空間になっています。
 
座席には栓抜きが設置されています。
「ビンを上にこじる」…
こじるなんて単語、ここ以外で他に使うことあるでしょうか…?
 
こちらは4号車のラウンジカー。
2019年のリニューアルで新たに改造された車両で、フリースペースとなっています。
 
続いては、反対ホームに行って編成の様子を…と思いましたが、ホームの長さが足りず…
 
それにしても、新しい高架駅にレトロそのものの旧客が停まっているなんて…
ギャップがすごいです(笑)
 
 
せめてヘッドマーク…と思いましたが、機関車前は立ち入り規制がかかってました。
というのも、「新潟駅開業120周年アンバサダー」の小林幸子さんが出発合図を行うため。
派手っ派手な衣装が遠くからでもよく目立ちますね。
 
 
そうこうするうちにまもなく発車時刻。急いで自席に戻ります。
 

快走!旧客列車

やがて、バタンバタンと扉が閉まる音がして…
EF64がピィーッと長く汽笛を吹き鳴らし、快速新潟駅開業120周年号は新潟駅を発車しました!
 
ゆっくりとホームを後にする列車。
 
多くのファン、そして新潟駅長と小林幸子さんが手を振って見送ってくださいました…!
 
新潟駅を発車した列車は、まずは高架の上から新潟の街並みを見下ろしながら走ります。
客車列車がここを走るのはめったにありません。
珍しさを楽しみます。
 
高架を降りると、列車は新潟車両センターの隣を通過。
 
「いなほ」のE653系も停まっていました。
 
…それにしても、めっちゃ速くないですか?
SL列車のイメージで乗っていたためかすごく速く感じます。
実はSL牽引の列車は最高速度が抑えられているのに対し、電気機関車牽引の当列車はそのような制限がないためフルスピードで走ることが可能なのです。
このスピード感も電気機関車牽引の客車列車ならでは。窓から入ってくる新鮮な風を感じつつその速さを楽しみます。
 
そうこうするうちに最初の停車駅・新津に近づいてきました。
 
ここ新津では8分停車。
 
その間に今まで後ろにつないできたEF64 1030を切り離す作業を行います。
人だかりしていてまともな写真は撮れず。
 
そんな中粛々と解結作業が進められ、切り離されました。
 
EF64 1030、お疲れ様でした。
 

様々な列車との出会い

新津を発車したところで記念乗車証が配られました。
EF64に牽引されたレトロ客車の写真が付いた乗車証。いい記念になりますね。
 
乗車証をいただいたところで、ラウンジカーへ。
カウンターで鉄道グッズの販売が行われていました。

 

お目当てはグッズ…ではなく、2000円以上購入したときにもらえるこちらのストラップ!

いい記念になりますね~

 

 

列車は越後平野の米どころを飛ばしていきます。

平野をまっすぐにかっ飛ばしていくのは爽快ですね~

 

列車の最後部にも行ってみました。

まっすぐに伸びる線路を爆走していくのがよくわかります。

 

長岡に停車。

次は終点の越後湯沢。

停車駅が少ないのもこの列車の特徴です。

 

長岡のお隣、宮内ではクラブツーリズムの185系団臨を追い越し!

国鉄型同士が並ぶ貴重な瞬間だったようです。

ここからは上越線に入ります。

 

上越線内でも快走を続ける120周年号。

 

飯山線との分岐駅・越後川口を通過。

ちょうど観光列車「越乃Shu*Kura」が停車中でした。

 

続いて只見線との分岐駅・小出を通過。ラッピング車両が停車していました。

 

さらに走ると、だんだん雪山が見えるように。

列車は山間部の方へと近づいていきます。

 

上越国際スキー場前を通過。

駅前にはスキー客を当て込んだお店が点在しているのが見えます。

 

すごい撮り鉄の数…!

有名な撮影地でしょうか、多くの方が脚立に乗ってこちらを撮影していました。

真剣そのものといった様子です。

 

約2時間の乗車はあっという間。

列車はまもなく終点の越後湯沢に到着します。

 

16:08、終点の越後湯沢に到着しました。

 

EF64が切り離されたことによってあらわになった最後部。

編成の途中でちぎったかのような見た目が、今の列車ではなかなかなくて面白いですね。

 

 

 

そして最前部。

いろいろあってやっと先頭を撮ることができました。

 

今回の特製ヘッドマークは3羽のトキが羽ばたく様子を描いたデザイン。

新潟らしいヘッドマークですね。

 

列車はこのあとぐんま車両センターまで回送となります。

 

上越国境を越え、回送される列車を見送りました。

 

ということで、快速新潟駅開業120周年号の乗車記でした!

新潟駅に入線する旧客、小林幸子さんのお見送り、そしてスピード感のある客車列車の乗り心地…

この列車でしか味わえないレアな体験をたくさんすることができました。

 

その反面…やはり人が多く、少々忙しない雰囲気が常にしていたのがちょっと残念ですね。

ネタ列車なので仕方ないですが…

また旧客に乗れる機会があれば、もう少しのんびりとした旅ができれば……できるかな?

 

続きます。

 

 

★乗車データ

9722レ 快速 新潟駅開業120周年号 越後湯沢行き 新潟(13:57)④→越後湯沢(14:08)
EF64-1053+オハニ36-11+オハ47-2246+オハ47-2261+スハフ42-2173+オハ47-2266+スハフ42-2234
※新潟→新津間は最後部にEF64-1030を連結

※2024年5月12日乗車

 

 

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※この記事は暫定版です

 

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