れるとり花巻聖地⑨宮沢賢治童話村
宮沢賢治記念館が資料から賢治の世界観に触れる施設なのに対し、こちらは賢治の世界観を再現した施設です。
花巻市博物館で馬面電車
聖地巡りは終わりましたが、まだバスの時間まで少しあるのでお隣の花巻市博物館に入ってみます。
こちらも優待券利用で無料になりました。
縄文時代から現在に至るまでの様々な展示がありますが…
私的に気になったのはこれ!
岩手軽便鉄道時代の花巻駅の模型。
現在の釜石線の前身である岩手軽便鉄道。
昔の姿に想いを馳せることのできる展示ですね。
そして…
ひときわ目立っているのがこれ!
花巻電鉄デハ3の実物大模型です。
昨日見た本物は金網の向こうでしたが、このデハ3は車内に入ることができます。
ということでさっそく車内へ…!
…せまっ!
膝を突き合わせて乗ったという馬面電車の細さを体感することができました。
新花巻駅から快速はまゆり
さて、再びバス停に戻ってきました。
乗車するのはさっきと同じ土沢線。
新花巻駅まで向かいます。
前回書いた通り、岩手県交通土沢線は旅行後に廃止されているのでこれが最後の乗車となりました…
ということでやってきたのが新幹線駅の新花巻駅。
待合室には花巻温泉の展示。
温泉むすめの花巻吹歌ちゃんのパネルが置いてありました。
さて、その奥には…
花巻東高校出身のメジャーリーガー、大谷翔平氏に関する展示がありました。
今や一番注目される選手ですからね~
地元でもその功績を称えた展示が行われているようです。
さて、そろそろ列車の時刻になったので移動。
釜石線ホームは地下通路を越えた先にあります。
ということでやってきました在来線ホーム。
ちょうど新幹線と直交する位置に存在します。
乗車するのは快速はまゆり6号盛岡行き。
急行陸中の系譜を受け継ぐ列車で、盛岡~釜石間で運行されています。
使用車両はキハ110系。
指定席車両と自由席車両のうち1両は回転式リクライニングシート設置の0番台で運行されています。
急行時代からそのままの乗り得車両ですね。
今回は花巻までのちょっとだけですがはまゆりの旅を楽しみたいと思います。
列車は次の似内で運転停車。
しばらく停まっていると思ったら行き違いの普通列車がやってきました。
どうやら遅れていたようです。
東北本線と合流して花巻に到着。
9分遅れです。
快速はまゆり6号はここから向きを変え、盛岡に向かいます。
私は今日も花巻泊なので下車しました。
宮沢賢治探検隊本部
今回泊まっているホテルは駅前にあるホテルグランシェール花巻。
ここも宮沢賢治推しなようで、なんと「宮沢賢治探検隊本部」が設置されています!
場の有効活用なのでしょうかね?
大谷展示もありました!
からくり時計「銀河ポッポ」
この日の終わり、やってきたのは花巻駅前のビル。
ここには「銀河ポッポ」というからくり時計が設置されており、10~22時の毎時00分に動くようなのです。
ホテルの部屋でゆっくりしていたらときどき汽笛の音が聞こえるので何かと思って調べてみたらこれが正体でした。
気づくのが遅かったので最終の22時になっちゃいました…
開始を待っていたら…「悪天候のため中止」という自動音声が流れました。
あ、悪天候…?
どこを見渡してもそんな気配はないのに…
放送を聞いて帰っていった人もいましたが、私は待ち続けていると…
はじまりました…!
賢治作曲の星めぐりのうたをバックに賢治の童話の登場人物たちが現れます。
ときどき汽笛が聞こえるのが個人的にポイント高いですね。
3分ほどの演奏を楽しむことができましたが…最初のフェイントほんとやめて…
ということで2日目はここで終わり。
明日は本物のSLの汽笛を聞きたいと思います!
★乗車データ
岩手県交通 土沢線 雲南桜前行き 宮沢賢治記念館口(15:08)→新花巻駅(15:21)
3626D 快速 はまゆり6号 盛岡行き 新花巻(15:58)→花巻(16:05 16:14) キハ112-1+キハ111-1+キハ110-2
※2023年3月31日乗車
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