2021年 皐月の北海道満喫旅⑤登別といえば!クマ牧場☆ | 風かおる 鉄の路

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主に私が乗車した乗り物関連(鉄道中心)、その他気になったことを綴っていきます。稀にお絵かき。

さて、地獄谷を見た後はもう一つの登別温泉の名物を見に行きます。

 

 

坂を上がった先に見えてきたロープウェイ…

 

クマ山。そう、のぼりべつクマ牧場です!

 

「のぼりべつといえば!クマ牧場!」というCMで有名らしいのぼりべつクマ牧場。

ご当地CMなので見たことはありませんが、なかなか人気だといいます。

 

クマ牧場は山の上にあるのでロープウェイで向かうことになります。

乗車券つき入場券を購入し…

 

 

 

 

マスクをしたクマの横を通ってのりばへ。

 

おや…?赤いゴンドラたちの中になにやら一つ異質なものが…

 

中にはクマ!?

北海道ではクマもロープウェイ乗るんですね…

 

このゴンドラは「オブジェゴンドラ」といって人は乗れないゴンドラ。いくつかあるようです。

遊び心がありますね~

 

人間である私は赤い方に乗ります。

約7分の空中散歩に出発です!

 

そういえば昨日もロープウェイ乗ったな~とか思っていると…横にもロープウェイっぽいものがありますね?

 

これは1992年まで使われていた交走式ロープウェイ「」の跡。

交走式とは、2つのゴンドラが交互に行ったり来たりする方式のロープウェイ。

昨日乗ったもいわ山ロープウェイが同じ方式です。

それに対して現在乗っているたくさんのゴンドラが次々に発車していく方式を「単線自動循環式」というようです。

 

「オリンピック号」はその名の通り、札幌オリンピックの恵庭岳滑降コースで使われたロープウェイを移設したもの。

現在使われているロープウェイと合わせて一時期は珍しい「ロープウェイの複々線」を形成していました。

 

廃止後もしばらくは物資運搬用に使われていましたが現在は使用されていないとか。

設備自体は今でも残っていて見ることができます。

 

札幌オリンピックの名残りを右側に見ながら上昇していきます。

 

だんだん標高が高くなってきて登別駅周辺とその向こうの太平洋が見えてくるように…

 

向こうからオブジェゴンドラがやってきました…!

 

一瞬で過ぎ去っていきました…

 

あっちは函館方面でしょうか…?

 

あっという間の空中散歩。山頂駅にとうちゃくです!

右側には交走式の駅も見えますね…

 

 

 

 

クマに会いに行く前に、展望台があるらしいので上がってみます。

 

屋外エスカレーターを上って…

 

展望台からはこの景色…!

目の前には美しい湖、そしてその向こうには太平洋が広がります!

 

この湖は倶多楽湖(クッタラ湖)。周囲8kmの円形で、流入・流出河川がないことから極めて水質が良い湖だそうです。

 

水質が良い湖といえば摩周湖が有名ですが、こっちは知名度が…

私も来るまでこの湖のこと知らず、いきなり目の前にまんまるな湖が現れて感動しちゃいました。

 

ちなみに航空機からみるとこんな感じ(2021.12.5撮影)。上から見てもまんまるです。

 

クマを見る前に思わぬ感動ポイントがありましたが、本題に戻りましょう(笑)

まずはこちらに子グマがいるということで…

 

いました!岩の上ですやすやと眠っています。

すっごくかわいいです…!

 

 

大人のクマは別の場所にオスとメスが別れて飼育されているようです。

 

いました…!

たくさんのヒグマたち。こちらはメスのクマです。

知床に行ったときは見れなかったヒグマ。ここではこんなにたくさんいます!

まずは飼育員さんの餌やり風景を見て、そのあと私たちもえさがあげられるようになります。

 

おや…?

 

立ち上がって…

 

首をかしげるしぐさ。

おねだりしているのです。

 

ということで…

 

くまのおやつを買ってきました。

ペレット状になっていますね。

 

 

投げようとするとこちらをじっと見つめてきます。

 

キャッチ…!

クマたちは器用にエサをキャッチしていきます。

 

でもときどきカラスに奪われているのがなんだかおかしかったです。

エサ目当てなのかカラスがけっこういました。

クマに襲われたりはしないんでしょうか?

 

次はオスの飼育スペースへ…

あれ?

 

ヒトのオリ…なんでしょう?

 

入ってみると…

 

目の前にクマ!

 

 

ここでは人とクマの立場が逆転。

人が狭い檻の中にいて、その周りをオスのヒグマが悠々と歩き回るのです。

目と鼻の先までよってきてくれるヒグマ。野生でこの距離だと自分の生命が無くなりそうです…
 
しばらくクマを見ていると、イベントが始まるようなので「クマ山ステージ」へ。
 
ここでは「クマのアスレチック」といってヒグマの身体能力を間近に見ることができます。

 

 

 

時間とともにせり舞台から現れたヒグマの「ショコラ」。
場内に隠されたエサを探していきます。
 
正確にエサのある場所を当てるクマ。実は嗅覚が犬の8倍も鋭いのだとか…
 
高いところにあるエサも立ち上がってぱくり。
 
グラグラするブランコの上のエサも難なくクリア。
 
ゴミ箱の中のえさも簡単に取ることができました…!
 
鼻が良くて、立ち上がれて、バランス感覚もいい…クマの身体能力の高さにびっくりです。
ここで見ている分にはかわいいのですが、こんなハイスペックなヒグマ、外で出会ったら………
やっぱりクマ牧場で見るのが一番…なのかもです。
 

 

クマ牧場にはクマ以外にもアイヌコタンを再現した建物が建ち並ぶエリアがあって見どころの一つになっています。

 

アイヌの家は阿寒湖温泉のアイヌコタンで見たのを思い出します。

 

中には…

 

くま!

実際に入ってきたら恐怖ものでしょうね(笑)

 

こっちの建物にも入ってみます。

 

中にはアイヌたちが使っていた生活品を復元したものが所狭しと展示されていました。

 

船だったり…

 

子グマの餌入れ…?

イオマンテのために飼っていた子グマ用でしょうか。

 

外に出てみると、なぜかロープウェイのゴンドラが打ち捨ててありました。

形からして、現在のロープウェイが架け替えられる前、1990年以前の「三線循環式」時代のものですね…

 

他にもリス村がありましたが、リスの姿はどこにもありませんでした。

 

リス…どこ…

 

クマ牧場のほうは賑わっていましたが、こっちにはあまり人が来ないようで落ち着いた雰囲気でした。

 

木々の間からクッタラ湖が見えます。

まんまるで青く澄んだ湖面は印象的でした。

 

 

 

戻ってきたら…子グマが目覚めていました!

 

歩く姿がかわいい…!

最後に起きている姿を見られたのはよかったです。

 

そろそろ戻ります。

 

 

帰りもロープウェイで温泉街へ一直線。

 

 

山麓駅でまたオブジェゴンドラに出会いました(笑)

 

 

動いているゴンドラと一緒に記念撮影するのは難しいので、このような撮影スポットがあったりします。

 

 

その横には…なぜかサケがぶら下がったオブジェゴンドラが。

 

これは「とば3号」といって冬期間に「鮭とば」を作る目的で運行しているゴンドラのレプリカだとか。

出来上がった鮭とばはクマのえさになるようです。

古今東西いろいろな鉄道車両がありますが、食品製造だけを目的として運行される車両は珍しいのではないでしょうか…

 

※ロープウェイも法律上鉄道車両

 

山麓に戻ったあとは売店を見て…

 

なにやら面白いポスターを見つけてしまいました。

NKB48なるクマのアイドル選挙?が行われているらしいです…

 

 

 

階段を下って温泉街に戻ってきました。

 

そろそろ帰りのバスの時間なのでバスターミナルに向かいますが…

 

その前にちょっとお買い物してたら本格的に時間がなくなってしまいました。

 

 

湯かけ鬼蔵という鬼の像もありましたが素通りするだけ…

 

次回はゆっくり温泉に入ってみたいですね。

 

 

それでは登別駅に戻ります。

帰りは伊達時代村経由らしいです。

 

こちらが車窓から見た伊達時代村。

敷地内に乗り入れましたが、誰も乗降客はなく…

北海道の地に江戸っぽい風景が広がっているのはちょっと違和感かも(笑)

 

 

日が傾いたころ、登別駅に戻ってきました。

 

次回はさらに室蘭方面へと向かいます。

 

 

★乗車データ

のぼりべつクマ牧場 ロープウェイリフト 山麓(13:24頃)→山頂(13:28頃) 搬器20

のぼりべつクマ牧場 ロープウェイリフト 山頂(15:47頃)→山麓(15:51頃) 搬器52

道南バス NA 登別駅行き(時代村経由) 登別温泉バスターミナル(16:14頃)→登別駅(16:30頃)

※2021年5月7日乗車

 

 

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