みなさんは北海道の観光列車といったら何を思い浮かべますか?
富良野・美瑛ノロッコ号、くしろ湿原ノロッコ号、フラノラベンダーエクスプレス…
このように毎年設定される定番の観光列車の他にも、極稀に単発の観光列車が運行されることがあります。
今回からの旅行記では、そんな珍しい単発の観光列車に乗りに行ったお話をしていこうと思います。
では、今回乗るその珍しい列車とはなんぞや?
その名前は特急「HOKKAIDO LOVE! FURANO」号。
運行日は2021年5月8日の1日限定。
この列車は多目的車両として導入されたキハ261系5000番台の第2編成「ラベンダー編成」のデビューを記念して運行される列車であり、その最大の特徴は運行経路。
列車名の名の通り、札幌から富良野へ向かう列車なのですが、フラノラベンダーエクスプレスが滝川・根室本線経由なのに対してこちらは旭川・富良野線経由(往路のみ)…!
富良野線はノロッコ号こそ走るものの、通常は快速・普通しか走らない路線。
そこにキハ261系がしかも特急運用で乗り入れるとは…超レアなことです。
ということで運行日の1ヶ月前の4月8日に10時打ちをかけましたが…
残念ながら復路しか取れず。
仕方がないのでJR北海道のツアーのキャンセル待ちに賭け、見事空きが出たので乗車できることになりました。
そこから計画を立てて…3泊4日の北海道旅行が決定しました。
今回の旅行では3日目にラベンダー編成デビュー運行に乗車し、あとの3日はいろんなところを巡ることにします。
諸々の申し込みを済ませ、あとは出発の日を待つだけ。
その間、COVID-19の感染者数を戦々恐々として追っていました。
もしも緊急事態宣言が出ようものなら運休は間違いなしだろうから…
首都圏や関西圏では緊急事態宣言が発出されていましたが、北海道はどうなるでしょうか……
そんな日々を過ごしていると…
ついに出発の日が来ました。
旅行中に突然緊急事態宣言が出て運休…なんてこともありえますが、今のところは大丈夫みたいです。
ということで北海道へ向け出発…!
スタートはもちろん福岡空港です。
いい天気ですね~
保安検査場を通過して…
搭乗口に到着。
どうやら遅れるようです。
予定より少々遅れて機内へ。
どうやら今日は滑走路34から離陸するようで、南側までゆっくり移動…
そして離陸。いつもとは違って左側に天神や福岡タワーなどの街並みが広がります。
眼下には吉塚駅と東公園が…
千鳥橋JCTから博多港方面…
いったん海上に出た後、再び内陸へと戻っていきます。
宗像大島が遠くに見えますね。
その後はいつもどおり大分県から広島県へと向かう経路をたどっていきました。
ここで機内サービスが。久しぶりのコンソメスープ、美味しいですね。
日本海側に出た後は左側なので海しか見えず…
気がついたときには函館の街並みがうっすらと見えていました。
西日に照らされる支笏湖の姿を横目に降下していきます。
無事、新千歳空港に着陸しました。
2020年9月以来なので8ヶ月ぶりの北海道です。
お世話になった機体を後にして、期待とともに北海道の第1歩を踏みしめました。
この看板見るのも久しぶり…
地下の新千歳空港駅にやってきました。
おなじみの北海道と本州を比べた看板を撮ってみどりの窓口へ。
今回は日本旅行の道南フリーパスを利用します。
2日間有効期限がありますが、初日はほとんど使いません。少しもったいない気もしますが(笑)
指定券も取り放題なのでさっそくエアポートの指定券を取ってみました。
エアポートの指定席は…4号車、uシートです。
快適なuシートで札幌へ向かいます!
半室がuシート車両。
普通車のロングシートに対して回転式リクライニングシート。520円(2021年5月現在)の差は大きいです。
大橋俊夫さんの深みのあるボイスを聞きながら出発。札幌までの38分の旅を楽しみます。
車内では福岡空港で買った明太キッシュを…!
本当は機内で食べようと思っていましたが、うっかり手荷物入れに上げてしまったので取り出せませんでした(笑)
よくよく考えるとこの明太キッシュに使われているクリームチーズは北海道産100%。
図らずも里帰りを果たしたことになります(笑)
明太キッシュを食べながら進んでいくと苗穂工場が見えてきました。
ん……あれは?
ラベンダー編成だ…!
図らずも2日後に乗るラベンダー編成の姿を眺めることができました。
札幌に到着です。
新千歳着が遅い便だったのでもう午後6時を過ぎています。
これからどうしましょうか…
★乗車データ
3927M 快速エアポート175号 小樽行き 新千歳空港(17:30)→札幌(18:07)② 733系 B-3201+B-3101編成
※2021年5月6日乗車
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