今回は登別温泉へと向かいます!
登別駅から登別温泉まではバスで行くことができます。
本数もそれなりにあるので駅から離れた温泉地の中では便利なほうですね。
やってきましたのは緑色のバス。道南バスです。
さっそく乗車します。
登別温泉へ向かう途中では桜が咲き誇っていました。
すでに5月ですが、北海道では今が桜シーズンなのですね。
だんだんと山の中へ入っていきます。
たくさんの温泉旅館が見えてきたところで終点の登別温泉バスターミナルに到着です!
さっそく登別温泉の観光に出発です…!
時間はたっぷりあるのでどこに行こうかな…
と考えていたら、天然足湯の文字を発見!
どうやら川がそのまま足湯になっている場所のようで…
面白そうなのでまずはそこへ向かいます。
たくさんの温泉旅館やホテルが建ち並ぶ中を歩いていきます。
天然足湯方面はどうやらかなりの坂道になっているようですが…この際しかたないですね。
途中、満開の桜が心和ませてくれます。
よく見ると本州・九州の桜よりピンクみが強い…?
これが北海道特有のエゾヤマザクラなのですね。初めてみたかも。
しばらく坂道を登ると大湯沼川遊歩道入口と書かれた看板が現れました。
ここからは山道。ちょっとしたトレッキング気分です。
遠くには噴気を上げる山が…
ここが火山地帯ということを感じさせられます。
日和山(377m)という山だそうです。
遊歩道は川に沿って伸びています。
あたりにはだんだん硫黄の香りがたちこめてきました。
温泉地に来た、と感じる匂いで期待が高まりますね…!
少し歩くとなにやら川の上に張り出した桟橋みたいなものが…
ここが目指していた「大湯沼川天然足湯」です。
この大湯沼川はその名の通り上流の大湯沼を源流とし、温泉がそのまま流れ下ってくる川。
ちょうどこのあたりで適温になるらしく、足湯として整備されています。
さっそく足湯に浸かろうと思ったらなにやら恐ろしげな看板が…
相手は自然現象。何が起こるかわからないのです。
このシートを敷いて…
足湯に入ります!
足をつけてみると…お湯はちょっと熱め?
底は砂になっていて足に当たる感触が気持ちいいです。
森の中で川まるごと、源泉100%のかけ流しの足湯に浸かる。
贅沢な時間ですよね…!
浸かっていると足だけでなく全身がポカポカしてきます。
ここまでの坂道続きで疲れた足もすっかり癒やされました。
足湯から上がり、さらに遊歩道を上流のほうへと進んでいきます。
しばらくすると「大正地獄」と書かれた看板が現れました。
ここがさっき足湯の注意書きに書かれていた突発的に湯泥を噴出する場所らしいです。
その姿をひと目見たかったのですが…残念ながら閉鎖されていました。
さらに歩いていくと車道と合流。目の前が開けてきました。
荒涼とした沼…ここが天然足湯の源、大湯沼です。
大湯沼は日和山が噴火したときの爆裂火口跡。
周囲は1km、深さは22m。今も最深部では130℃にもなる硫黄泉が激しく湧き出しているとか…
ところどころに中洲のようになっている場所がありますが、そこは罠。上に乗るとたちまち沈んでしまうのだとか…
恐ろしい場所です。
沼の中央からは轟音を立てて噴気が上がっていました。
せっかくなので近くの展望台から大湯沼全体の姿を眺めます。
中央がくびれたひょうたん型をしているのが特徴的。
登別は地獄谷だけかと思っていたら、こんなに大迫力の場所があったのですね…
さて、次はその地獄谷へと向かいます。
ここまでは登りでしたが、ここからは地獄谷へ向けて下っていくことになります。
このあたりも地熱が高いらしく、注意喚起の看板が…
大湯沼クイズという看板もあちらこちらに立っていて興味深いです。
歩くこと数分、地獄谷展望台にやってきました。
さっそく覗いてみると…
硫黄とその化合物によって覆われた谷間のあちらこちらから噴気が立ち上る様子が間近に…
地獄谷もまた日和山の噴火活動によってできた爆裂火口跡。直径は約450m、面積は11haあり、その風景が地獄に例えられて地獄谷という名前が付いたそうです。
よく見ると、地獄谷の中へ行ける歩道がありますね。
歩道を下っていくと、地獄谷の荒涼とした風景が目の前に迫ります。
歩道の終点には熱湯を吹き出す小さな池がありました。
鉄泉池というそうです。
源泉の温度は約80℃。
周期変動の間欠泉になっていて、噴き上がることはありませんが、ときどき激しく煮えたぎるようですね。
地獄谷の中を歩いて戻ります。
1日1万トンもの温泉が湧き出る地獄谷。そのお湯は周辺の温泉旅館やホテルに引湯されています。
温泉の量だけでなく、その種類が豊富なのも特徴で、登別温泉全体では9種類もの泉質の温泉が存在し、「温泉のデパート」と呼ばれているとか。
地獄谷を通って温泉街の近くまで戻ってきました。
温泉街の方から見た地獄谷。登別を象徴する場所です。
夜には明かりで照らされ、また違う雰囲気になるそう。登別に泊まったときは行ってみたいですね。
温泉街の方へ向かうと、何やら青鬼と赤鬼が…
鬼祠といって観光客の撮影スポットになっているとか…
私も撮ってみました。
さらに歩いていくと、もうもうと煙が立ち上っている場所を発見。
なんだろう…とおもって近づいていくと…
すごい音を立ててお湯が激しく吹き上がる間欠泉でした!
ここは泉源公園。約3時間毎に50分間温泉が噴出する間欠泉を擁する公園です。
離れても響き渡る間欠泉の轟音。
昔はこの上にホテルが建っていたというから驚きです。
鬼推しな登別温泉らしく、公園内には大きな金棒が立ち並んでいて物々しい雰囲気(笑)
地獄谷だけでなく、ここも地獄の一部なのでしょうか…(笑)
泉源公園をあとにして温泉街の中を歩いていくと…
極彩色のお堂…?
閻魔堂といって中には大きな閻魔大王がいました。
この閻魔大王、実はからくりになっていて、
特定の時間にはこんな恐ろしい形相に変わっちゃうのです…!
これでもかとばかり地獄・鬼推しな登別温泉なのでした。
続きます。
★乗車データ
道南バス 登別温泉バスターミナル行き 登別駅前(10:24)→登別温泉バスターミナル(10:36頃)
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