19年型 聖宝さん と 真雅さん その74「霊仙経サスペンス」 | 平安な妄想「聖宝さんと真雅さん」

平安な妄想「聖宝さんと真雅さん」

何故か頭の中で
聖宝さんと真雅さんが、、、

ヾ(@⌒ー⌒@)ノ

本日も妄想にお付き合いください。


真雅さん「石山寺なぁ。、」

聖宝さん「凄い話ですなあ。
 8人しかいない三蔵法師の中で
 唯一の日本人・霊仙三蔵の
 『本垂本生心地観経』が
 石山寺にあるんですもんなぁ。」

真雅さん「ちゅうか聖宝。
 よう石山寺を真言に書き換えたな。」

聖宝さん「そうでしょ!すごいでしょ!
 わし!わしね!」

真雅さん「もともとは東大寺の良弁
 大僧都の開いたお寺やのに。」

聖宝さん「そうなんですよ。
 わしすごいでしょ!」

真雅さん「わしは宮中を軸に仏法を
 広げてきたんじゃけど。
 聖宝はもっと現場ちゅうの?」

聖宝さん「修行を軸にゆうことでしょ。
 山に伏し、われ仏とともにあり
 ですがな。」

真雅さん「それはそれでえんじゃけど、
 もっと現実的ゆうかな、、、。」

聖宝さん「なんですか?
 現実的ゆうて?」

真雅さん「今流行の利権ゆうたら
 わかりやすいかの?」

聖宝さん「なんですか?利権って?」


真雅さん「おもろいけど、ちゃうわっ。
 木材じゃ。木造建築がすべての時代
 その木の手配ができる山は利権
 そのもの。」

聖宝さん「なんな、きな臭い話して。」

真雅さん「平安京に移り、比叡山に
 延暦寺を開いた最澄さんの才たるや
 すごいもんじゃな。
 京への木材の供給元を押さえた。」

聖宝さん「高野山ではいかんのですか?」

真雅さん「切り出してからの運搬がの
 大変なんじゃ。
 それでわしは京の南、深草に貞観寺を
 広げたんじゃけど。
 聖宝がうまいこと笠取山に醍醐寺を
 開いてくれたおかげで、山への道が
 開けたがな。」

聖宝さん「なんか珍しく褒めて
 くれてます?」

真雅さん「しかもや、そこから山の
 反対側岩間寺も真言に書き換えた。
 その近く瀬田川の難所には
 空海兄ちゃんが開いた立木観音さんが
 あんじょる。」


聖宝さん「山でね、修行してたらな、
 自然とね、山の民のみなさんとな、
 仲良くなりますがな。」

真雅さん「琵琶湖からの瀬田川の入口
 石山寺を真言に書き換えたら、
 瀬田川沿いの山と川の利権は
 握ったようなもんじゃろ。」

聖宝さん「えっと(゜-゜)、、、
 利権って、、、、(;´∀`)
 褒めてくれてますよね、、、、。」

真雅さん「山で修行バカ一代かと思たら
 しっかりやることはやっとるの。」

聖宝さん「ゆうか、、、
 山の民のみなさんと仲良くなりまして
 その木材を瀬田川を使って琵琶湖や
 逆に宇治、伏見、そこから鴨川を
 登って京にと、、、、。」

真雅さん「いや、しっかりしとる。
 さすがわしの弟子。現実を見て
 そろばんをはじきよるわ!」

聖宝さん「山の修行で無駄なことを
 削ぎ落とし、有益なことに集中する
 ことを学んだんですわ。
 褒めてくれてますよね?(゚A゚;)ゴクリ」

真雅さん「ほなけど犬を飼うんは
 無駄なことちゃうでな!」

聖宝さん「まだゆうん?(・。・)
 しつこいなぁ。
 まあほなけど石山寺を真言にしたんは
 凄いでしょ。」

真雅さん「凄いな。
 その石山寺に誰が霊仙三蔵経を
 持ち込んだか?
 じゃのう。
 しかもや、公には伝わってない。」

聖宝さん「サスペンスですな。
 ♪ジャジャジャーン♪
 ♪ジャジャジャーン♪」


真雅さん「殺された霊仙三蔵の形見が?」

聖宝さん「♪ズッタ♪ズッタ♪
 ♪ズッタ♪ズッタ♪」

真雅さん「何故石山寺に??」

聖宝さん「♪っ!」

真雅さん「♪さあ〜眠りなさい〜♪」

聖宝さん「そこわしが歌うとこっ!」

真雅さん「火曜サスペンスごっこ、
 もうええか?」

聖宝さん「歌いたかったのに、、、
 聖母たちのララバイ!」


真雅さん「岩崎宏美の歌唱力な!」

聖宝さん「♪疲れ切った体を〜♪」

真雅さん「誰かが石山寺にのう?」

聖宝さん「♪休ませて〜♪」

真雅さん「聖宝の歌はどうでも
 ええんじゃ。」

聖宝さん「なんですの?自分だけ。」

真雅さん「わしは平安の
 福山雅治やけんな!
 それよりすぐ誤魔化そうとするのぅ、、
 聖宝。」

聖宝さん「えっ?そんなことないですよ。」

真雅さん「いや、怪しい。
 いよいよ追い詰めたぞ。
 火曜サスペンス劇場やったら
 東尋坊の崖で撮るシーンやな。」

聖宝さん「意味無く断崖絶壁にね。
 追い詰めたんやったら
 刑事役の船越さんとか
 来てくれんと。」


真雅さん「北野くん!」

聖宝さん「それ、、、、船越さんでも、
 お父さんのほうですやん!!」
 
真雅さん「そうか。ちゃうんか?」


聖宝さん「これは前の奥さんね。
 随分昔の写真ですけど。
 女優さんなら、、、、
 やっぱり片平なぎささんじゃないと。」


真雅さん「ひ〜ろ〜し〜」

聖宝さん「なんでスチュワーデス物語の
 片平なぎささんなんですかっ!
 もうええわっ!!」