2/27(土)
昨日、母が最期を迎えた父母宅の
すべてのお片付けが終わり
お部屋ひとつひとつに
「ありがとうございました、お世話になりました。」
とご挨拶もしながら気持ちよく家を後にしました。
様々な思い出の品とも、
お別れできないままさよならしたり
なんだりかんだり、、でしたが
それはそれでOKなんだろうと思ったりしています。
業者さんに入ってもらって
ほとんどの品とさよならしたのですが
トラックに乗せきれないものとして
玄関に飾ってあったものが少々ありまして
残った中にあった鏡は家でもらうことにしたので、
最後にレンタカーに積むのに持ち上げましたら
鏡の裏に紙が。
母の写真が真ん中に切貼りされており
周りに母の当時の願い事、というか
やりたいこと、こうなったらいいなと思うことが
母の字でかいてありました。
それは昔、私が母に 「こんなするといいらしいよ」 と
伝えたことを母が実践していたものだったのですが
たぶん、何一つ叶えられていない母の願いなんだけど、
その願いを心に抱いていた母が素敵すぎて
帰ってからしばらく笑って泣いて、
泣いて笑って、、が止まりませんでした。
叶えられてないことだらけなのに
完了形で書いてくれてるから
なんか思い出を一緒に共有したような
そんな不思議な感じも生まれたりして
パラレルワールド、、というのかしら。。
この世界とはまた違う私たちの世界で
家族親戚一同で一緒に伊豆の温泉に行ったり
兄たちの結婚式が行われてたり
いろいろね、したんじゃなかろうかと。。
部屋をあとにする、最後に顔を出した
母の願い事の紙に、
母からの 「ありがとう」 があふれてる気がして
ちょっと嬉しくなりました。