稲羽の白兎・白兎神社、山陰の旅・・・④
境港大漁市場なかうらを後に、 一行は日本海を眺めながら、国道9号線・バイパスを一路、
鳥取砂丘へと向かいます。 ・・・ 日本トライアスロン発祥の地を経て、・・・
Hawai ならぬ
羽合を通り抜け、・・・ 鳥取砂丘へ、・・・
その途中で立ち寄ったのが、日本神話で有名な稲羽(後に因幡となったようです。)の白兎を
奉ってあるという白兎神社
(縁結びの神様で祈りを込め白い石を乗せ、落ちなければ恋愛成就するそうです。)
ン十年前、幼心に聞いた稲羽の白兎のストーリーが蘇えります。 (‐^▽^‐)
【あらすじ】
●昔々、稲羽の国に八上姫という美しい女神がいました。大国主命と兄弟(ヤツ神)達は八上姫と
結婚しようと稲羽の国へ行くことになりましたが、大国主命には旅道具を入れた大きな袋を持たせ、
ヤツ神達より遅れて到着するようたくらみました。
●その頃、隠岐の島に住む1匹の白兎が、対岸の稲羽の国へ行きたいと考えていましたが、隠岐の島と
稲羽の国の間は海で自力では渡れません。白兎はワニザメをだまして海を渡ろうと思いつき
「ワニザメの仲間と白兎の仲間とどちらが多いか比べてみよう」と持掛け、ワニザメを稲羽の国まで
並べさせ、白兎はワニザメの上をピョンピョンと渡って行きました。もう少しで岸に着こうという時、
あまりの嬉しさに、ワニザメに「君たちは騙されたのさ」と言ってしまった白兎、怒ったワニザメたちは
白兎の体中の毛をむしり取り丸裸にしてしまったそうです。
●稲羽の国に差し掛かったヤツ神たちは浜辺で泣いている白兎を見て、
「海水でよく体を洗い、山の上で乾かしながら寝ていれば治る」と言いました。
白兎は言われたとおりにしてみると、海水が乾くにつれ皮膚が風に当たりますますひどくなりました。
●大きな袋を肩にかけ遅れてやってきた大国主命がそこを通りかかり、哀れに思いながら、
「真水で体を洗い、ガマの穂にくるまって寝ていなさい」と優しく言いました。
白兎が大国主命に言われた通りにすると白兎の体は元通りになり、たいそう喜んだ白兎は、
「八上姫はヤツ神たちではなく、あなたと結婚するでしょう。意地悪なヤツ神たちは八上姫と
結婚できないでしょう。」と、ヤツ神たちより先に八上姫に会い事実を伝えたそうです。
●それを知らないヤツ神たちは八上姫に結婚を申し込みましたが、姫はそっけなく、
「私は大国主命と結婚します。」とヤツ神たちを追い返したそうです。
白兎神社の鳥居をくぐり、石段を上って行くと、左手に鳥取砂丘の土で造った、
白兎の仲人により、大国主命が八上姫にプロポーズする、ロマンチックなシーンが見られます。
更に参道を登りながら、
手をお浄めして、参道を登って行くと、
神話、稲羽(因幡)の白兎が傷口を洗い治療したと言われる「御身洗池」が右手下に現われます。
この池は、春夏秋冬を問わず水位が一定のため「不滅不増の池」とも言われているようです。
日本神話の浪漫に心が躍りワクワクしますね。ヘ(゚∀゚*)ノ
大兎大明神は、古事記や日本書紀にも記されている由緒ある神社で、皮膚病やヤケドなどに
効く神社として信仰されているそうです。
日本神話に登場する「大国主命」と「八上姫」の縁結びの神社として、恋人達の聖地として
カップルにも人気のスポットのようです。
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それでは また お会いしましょう。 (^-^)ノ~~