廃業相次ぐガソリンスタンド「2月危機」 | 不動産投資顧問の知って得するブログ

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廃業相次ぐガソリンスタンド 「2月危機」



曇り空から時折 太陽が顔を出し、昨日よりも暖かな東京です。

日増しに街路樹も色付きはじめ、晩秋の風情が漂って来ている今日このごろです。



さて、ここ数年で街から姿を消しているのがガソリンスタンドですよね。

皆様の街からもガソリンスタンドは減っていると思います。


弊社でも長年にわたって利用していたG.Sが3年前に廃業となり、現在は別のG>Sを利用しています。

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「どうして廃業するのはてなマーク と聞いてみると、


「地下タンクの油漏れ対策をしなければならなくなり、改修工事で数千万円かかるので、

油を売っていても(笑)儲からないし、早めに閉鎖廃業しますよ。」

とのことで、今のG>Sを紹介して頂きました。


その頃から不動産流通市場では G.S跡地の売却物件が続々と出始めました。

某大手の石油元売り会社では、スタンド跡地の売却担当部長がチームを組んで

“地下タンクの撤去から、土壌汚染改良、土地売買契約立会”までやっていて

年間数百ヶ所G.Sを閉鎖しているので客付けして欲しいという話もありました。



今日の読売新聞 “ズーム” 欄にG.Sの廃業問題記事が掲載されていました。

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 (読売新聞より引用) 

《 以下抜粋引用 》

改正消防法により設置年数に応じて、来年2月までに油漏れ防止措置や油漏れ探知機の設置

などの対策が義務付けられ、腐食がひどい場合には地下タンクの交換が必要となる。

放置すれば消防署から是正勧告を受け、最悪の場合は営業許可の取り消しとなる。


今年6月時点で、交換や修理の必要なタンクは全国で、4万4462基あり、

対策済みは2割弱の約 8300基のようだ。


ガソリンスタンド数も需要減に連動して、今年3月時点で 3万7743店。

ピーク時の1994年の 6割に減少している。年間1000店舗ベースでの減少となる。

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石油業界では、改正消防法期限の 来年2月までに 3000店舗が閉鎖されるだろうとの見通し。

地方では「給油過疎地」 も目立っており、全国市町村の14%を占めるとのこと。


経済産業省では、G.S向けに補助金制度;110億円を設けたが、

「自己負担分を回収できないビックリマークと利用者も少なく廃業する業者が多いようだ。
                                                      (引用以上)


これから 寒い冬を迎える季節

石油ストーブを利用している人達やマイカーの利用者にとっては

隣の、また隣の町まで石油を買い出しに、給油に行かなければ、・・・

という家庭やオーナードライバーが多くなるでしょうね。



車社会とともに経済成長してきた日本


エコカーの普及とともに減少するガソリンスタンド

この先、一体
  うなるの!?


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