3.11 広がる波紋
- 企業の9割以上に影響あり -
どんよりとした重たい感じのする曇り空の東京です。
3月11日の「東日本大震災」以来、世の中が一変した感じで、
今日の空模様もその気配を写し出しているかのようです。
東商新聞、4月20日号(毎月10日、20日発行)に東京商工会議所が実施した「東日本大震災」に関する
アンケート結果が出ていました。 (調査:3月24日から4月5日 1009社の回答、東商新聞より抜粋引用)
調査では震災により何らかの影響があると回答した企業が全体の90%以上に達し、売り上げや来店者数等
の営業状況に影響があったとする企業は80%近くに上った。
(東商新聞より引用) ※ 画像をクリックするとアップします。
●震災による企業活動への影響 (何らかの影響がある。 92.7%)
★「売上・来店者数等の営業状況」に影響ありの企業 78.2%
・交通機関等の混乱による外出自粛
・不要不急用品の購買意欲低下
・イベント等の中止や自粛の影響
★「原材料・資材・商品等の調達状況」に影響ありの企業 59.6%
★「決済・資金繰り状況」に影響ありの企業 48.6%
★「親会社・取引先への配送状況」に影響ありの企業 45.5%
★原材料、資材、商品の入荷遅延や品薄
★価格高騰への懸念
★物流の支障、納品への影響
★放射能に対する風評被害
等々
●来店客数減少
・地震発生以来、顧客が激減(平常時の約1割)し、売り上げが急激に悪化。
・ランチ営業は一定の顧客がきているが、夜の営業は震災以降ゼロの日もある。(飲食店)
●イベント中止
・イベントの開催を見込んで仕入れしていたが開催中止で、先行仕入分の運転資金が不足している。
●放射能汚染に伴う風評被害
・米国で風評により日本製品不買が発生しており、輸出製品に影響が出ている。
・本国の家族からの要請、地震・放射能の心配等で外国人在校生(約200人)が入学キャンセル、
一時帰国してしまった。
○当面の対応策としては、資金繰りの手当てや経費等の見直し、仕入れ先の見直しをする企業が
多くある一方で、対応策なしとする企業も多く見られた。
☆「節電を実施している企業」 84%
☆ネオン看板等の使用を減らす、営業時間の変更をする企業もあったようだ。
○対応策としての営業強化
・「ボトルワインを半額にし、1本あたり200円を義援金に」というセールで消費を促す。(飲食店)
・東京以西の営業を強化 (同業他者との競争激化)
○節電の実施
・白熱照明をLED照明に交換した。(飲食店)
・発電機を購入した。(製造業)
どこの業界でも様々な影響が出ているようですね。
不動産業界では 以前に書きました当ブログ記事をご参照してください。
★桜は咲いたが、・・・!?「不動産業界四方山話」
http://ameblo.jp/fudousantoushicom/entry-10845985656.html
★3.11 広がる波紋 -湾岸マンション販売に黄信号 -
http://ameblo.jp/fudousantoushicom/entry-10849054205.html
どうやら、復興景気は まだまだ先のようですね。
それどころか、全世界の「ジャパンバッシング」のような風評被害は
まだ これからが本番でしょうか。
誰が言ったか、正に国難。
100年に一度のリーマンショックなんて、なんのその、
今度は1000年に一度の「東日本大震災」
各産業、各企業にはそれぞれ、様々な形での波紋が広がって行くでしょう。
でも、被災地の皆様に比べたら微々たるもの
復興に向けて こころは一つ
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それでは 又 お会いしましょう。 (^-^)ノ~~