3.11 広がる波紋
-湾岸マンション販売に黄信号ー
「東日本大震災」にて被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますと共に、
一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。
3月11日(金)に三陸沖を震源として発生した地震の名称を「東日本大震災」とすることを政府は4月1日の
持ち回り閣議で決めたようです。
「東日本大震災」と「福島第一原発事故」による被害はありとあらゆるところに、
直接的・間接的に波紋を広げています。
私達の日常生活では電力不足による様々な影響、そして食料品を始め種々の流通製品の品不足、
自動車産業を始めとする各産業界への影響、4月に入って被災地では津波による影響で
7割の公立小・中・高校が新学期の授業も始められないようですね。
又、支援の輪も世界中に広がり、134ヶ国・地域と、39国際機関が支援を表明しているようです。
自衛隊・アメリカ軍の人海作戦、フランスからはサルコジ大統領、原子力大手のアルバ社が来日し、
「福島第一原発事故」の問題解決に応援を始めたようです。
「東日本大震災」による被害も様々な形で世界に波紋を広げていますが、支援の輪も世界へ広がっています。
日本は今、皆が一つになって復旧・復興、そして原発事故処理にがんばる時ですよね。
東京では“菜の花”や“さくら”の花も咲き始めましたが、前回のブログでご紹介した内容の記事が
日経ビジネスに大きく出ていました。
☆桜は咲いたが、・・・!? 「不動産業界四方山話」
http://ameblo.jp/fudousantoushicom/entry-10845985656.html
「東日本大震災」は不動産市場にも
大きな波紋を広げています。
「湾岸マンション販売に黄信号」
(2011、4,4 日経ビジネスより抜粋引用)
「住みたい街」で上位にランクされる千葉県浦安市を襲った液状化。
事態の深刻さに、首都圏のマンションデべロッパーも衝撃を受けている。
震災が呼び覚ました「湾岸」「高層」のリスク。販売計画に影響が出るのは必至だ。
(日経ビジネスより引用) 画像をクリックするとアップします。
3.11 「東日本大震災」で千葉県浦安市を襲った液状化現象。
この3月に引渡時期に入っていた大規模マンションは竣工したばかりだったが、「液状化」によって
キャンセル騒になっている。 また、同市内の賃貸物件も上下水道のインフラが復旧せず、転出者ばかり
出て空家が続出している。
リーマンショック後、湾岸エリアで「ベイエリア」「オーシャンビュー」を売り物にしてきた高級高層マンションが
不動産市場の牽引役であったが、TV等で放送されている「液状化」を見て、
「湾岸エリアの埋め立て地は 大丈夫なのか?」と購入検討している消費者に変化がでている。
物件が大丈夫でも周囲のインフラが被害をこうむる場合もある。
今後、販売時の「重要事項説明書」には、液状化のリスクを明記せざるを得なくなるだろう。
液状化のリスクは東京都にも
(日経ビジネスより引用) 画像をクリックするとアップします。
また、計画停電の影響でエレベーターが停止すれば、高層マンションでも階段を昇り降りしなければならない。
すでに、湾岸エリアの物件は値下げを検討し始めているマンションデべロッパーもいるようだ。
「東日本大震災」は、マンション市況に再び黄信号をともし始めた。 (以上)
液状化リスクのある土地、津波よる影響が想定されるエリアの不動産価格の下落は
もう始まっていると言っても過言ではないだろう。
日本は第二次世界大戦で原爆により敗戦し、そして国家が一致団結して
復旧・復興に立ち向かい経済成長した経緯がある。
1000年に一度といわれる「東日本大震災」を国難と表現する人もいるが、
正に国難と同様な被害の波紋が日本・世界中に広がりつつあります。
そんな中で、今、世界中の人達が「東日本大震災」で被災された皆様方に
大きな支援とあたたかいエールを送ってくれています。
とても嬉しいことですよね。
がんばれ、ニッポン。
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それでは、又 お会いしましょう。 (^-^)ノ~~