中古住宅に“購入・リフォーム保証”一括保険
春から冬へ逆戻りしたような北風の冷たい東京です。
まさに春寒の候という感じの寒さです。
昼休みに日経新聞を見ていると、
「中古住宅に一括保険」「国交省 購入・リフォーム保証」の記事に目がとまりました。
(日経新聞 5面より引用)
国土交通省は中古住宅の売買を活発にするため、4月にも新しい保険を導入する。中古住宅を購入したり、
リフォームしたりした場合、欠陥が見つかれば、補修費用を最高で2000万円程度まで支払う。
別々に保険をかけていた中古購入とリフォームを一括保証するのが特徴。良質な中古住宅の流通を促し、
住宅関連の投資を押し上げる。
中古住宅の市場規模は約4兆円、リフォーム市場は約6兆円とされる。政府は昨年の新成長戦略で
2020年までに中古・リフォームの市場規模を倍増させる目標を掲げており、新保険導入もその一環との
位置づけだ。 新しく導入する「リフォームプラン付き中古住宅売買保険」(仮称)には、不動産会社や
リフォーム業者など事業者が加入する。国土交通省が指定する保険会社や財団法人が引け受け役になる。
(以上)
最近の中古住宅市場の動向は、中古マンション、中古戸建住宅ともに
成約件数は3ヶ月連続で前年を上回っている。 (レインズ 月例速報 Market Watch より)
2011年2月度の動向
【中古マンション】
・首都圏中古マンションの成約件数は2985件(前年同月比3.9%増)で、3ヶ月連続で前年同月比より上昇。
・成約平均価格は2644万円(同3.9%上昇)
・新規物件登録件数は13,786件(同28.2%増)で、増加率は2割台で推移している。
【中古戸建住宅】
・首都圏中古戸建住宅の成約件数は986件(前年同月比4.4%増)で3ヶ月連続の上昇。
・成約平均価格は3064万円(同0.8%上昇)
・土地面積は首都圏平均で145.85㎡、建築面積は106.31㎡、平均築年数は19.5年。
特に中古マンション市場においては、立地条件の良いマンションを業者が買い取り、
フルリフォームして再販するビジネスモデルがここ数年で急増しており、
購入者も自分でリフォーム業者を手配する手間や不安もなく、
成約率は高水準で推移しています。
欧米諸国と比較して、中古住宅流通市場が新築住宅市場におされている日本、
作っては壊す、ビルド & スクラップ型社会から ストック型社会へと言われて久しいですよね。
国交省による中古住宅流通市場・リフォーム市場の整備に期待が寄せられます。
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