穴吹工務店、会社更生法申請
昨24日、 「サーパスマンション」の穴吹工務店 が
東京地裁に会社更生法を申請し受理されたようだ。
負債総額は1403億円、グループ全体で1500億円(東京商工リサーチ)
今年5番目の規模との事で、マンションデべとしては
・日本綜合地所 1975億円 09、2月
・ジョイントコーポレーション 1476億円 09、5月
・穴吹工務店 1403億円 09、11月
穴吹工務店は四国や九州を始め主に地方都市で低額のマンションを大量供給していた。
昨年度のマンション供給戸数ランキングでは
①大京
②三井不動産レジデンシャル
③穴吹工務店 となっていた。
昨年秋のリーマンショック以来、
不動産業界ではバタバタと倒産劇が続いていて、
一段落したかに思われていたが、
不動産業界では予断を許されない市況が続いていた。
特にマンション市場での低迷はひどく、金融機関からの融資もままならない状況だ。
3~4年前までは首都圏でのマンション供給戸数が80,000戸/年、
と好調がが7~8年続いていて
更に外資ファンド、J-REITなどがそれに拍車をかけていた状態であったが
リーマンショックからは一変して
天国から地獄へ・・・・・・
穴吹工務店は社内のドタバタ劇もあったようだが、
実際にはリーマンショックによる大幅な景気後退が
要因としては大きいだろう。
それに加え、
民事再生法・会社更生法申請を先にした業者の物件を半値、8掛けで仕入れて
「アウトレットマンション」として販売する業者も出てマンション市場は混迷している。
少子高齢化が進み、世界経済が縮小している今、
マンション市場・不動産業界の不振はいつまで続くのか?
前政権の無駄を省くことには賛成ですが、
民主党さん、国内の景気対策にも早く着手しないと
「二番底」がそこまでやって来ていますよ!
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