再編始まる J-REIT市場
ダイワ J リート・ファンド、ダビンチ系REITを傘下に
6月17日付、日本経済新聞(朝刊)によると、
大和証券グループ本社が ダビンチ系REITに100億円を出資し傘下に、
同時にダビンチ・セレクトを数十億円で買収した模様である。
アメリカ発のリーマンショックによる世界経済不況で最も影響を受けた
J-REIT市場を支援しようと官民で3000億~5000億円規模で資金拠出して、
8月にも新たな投資ファンドを設立ことが明らかになった矢先である。
今年9月以降から償還時期を迎えるJ-REITを救うために、新たな投資ファンドが各リート会社の
不採算商品物件を購入して資金繰りを支えてJ-REITの破たん防止、不動産市場のこれ以上の
悪化を止めようというのだ。
都心のオフィス市場は3月度に竣工した物件でもテナントが決まっていないビルが多く、
更にこの秋竣工する物件も多い。
そればかりか都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)の空室率は16ヶ月連続で上昇して
いて、賃料の低下も続いている。
今年 上半期:1~6月のJ-REITは新規物件取得も資金手当がつかず、
対前年比80%ダウンの状況であるようだ。
資金手当てがつかず物件取得を断念したJ-REITが数多くあったようだ。
償還期限の到来により、売却しようにも値段をたたかれる、
売るに売れない J-REIT 市場!
金融・証券会社によるJ-REITの買収は、まだ続くだろう。
J-REIT市況に大金を注ぎ込んで、
はたして不動産市況の回復はいつになるのやら・・・。
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