梅雨の晴間!?景気「底入れ」
6月11日(金) 東京株式市場での日経平均株価が、
一時1万円台を回復し、10,022円と昨年10月7日
以来8ヶ月ぶりの水準。今年3月10日の安値:7,054円から見ると40%以上の上昇したことになる。
「景気底入れ」のメディアの報道は、
投資家の景気回復への期待感を強まらせたのか、年初以来の高値は
好ましいことではある、 が、・・・梅雨の晴間でなければよいのだが。
今日付けのの日本経済新聞によると、
中国の不動産市況は3ヶ月連続の上昇で、 「底入れした」との見方が広がっているらしい。
5月の主要70都市の不動産販売価格が、3ヶ月連続で上昇していると言うのだ。
昨秋からの金融緩和政策で中国人民銀行(中央銀行)が景気刺激策の一環として
銀行に貸出を増やすよう指導しており、
その一部の余剰金は、株や不動産に流れ込んでいるらしい。
一部の投資家はアメリカの底値の不動産買いあさりツアーを組んで
買いに行っているという話もある。
そればかりか、中国の無名の自動車メーカーが経営破たんしたアメリカのG.M社の5大ブランドの1つ、
HUMMERを買収しようという勢いである。
100年に一度と言われる世界経済不況は、
資本主義経済の社会主義化・共産主義経済の資本主義化を
一段と加速させているように見える。
一方に明るい兆しが見えれば、片方に陰りの兆しが始まるという
ねじれ現象・・・。
≪アウトレットモール V.S デパート≫
善良な国民消費者は高速道路料金の値下げで、より遠くへ、
渋滞の中、郊外のアウトレットモールへと車を走らせ買い物をする。
アウトレットモールの売上は伸び、活況を呈しているし、
今年7月9日には、また、茨城県で「あみプレミアム・アウトレット」がオープン予定である。
来年度は北海道・滋賀県でもオープンが予定されていて、日本全国で35ヶ所になるというのだ。
片方、駅の近くのデパート・百貨店は売上の減少が記録的につずいており、
統廃合やら、閉店が後を絶たないという現実。
一方が良くなり繁栄する、片方が悪くなり衰退するというねじれ現象。
梅雨の間の出来事とあきらめないで、
じっくりと将来を見つめて考えるビジネス・チャンスではないでしょうか。
皆様は、どうお考えでしょうか?
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