景気「底打ち」宣言 !? ・・・不動産業界は? | 不動産投資顧問の知って得するブログ

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景気「底打ち」宣言 !? ・・・不動産業界は?(>_<)

 

 

 

 

政府の6月の月例経済報告で景気の基調判断を2ヶ月連続で上方修正する検討に入ったらしい。

 

 

「悪化のテンが緩やかになっている」から、

「悪化」を削除しようということらしい。

 

たしかに、在庫調整が

 

 

進んだ結果なのか、このところハイブリッドカー、株価と明るい話題も多くなってきてはいるが・・・。

 

 

 

6月4日(木)午後、 某ゼネコンの不動産部部長との四方山話. . . 。

 

 

 

 

≪建設業界≫

 

 

・住宅金融支援機構が今日から「フラット50」(住宅ローン金利を最長50年間固定する新しいローン)を始めたね。長期優良住宅普及促進法も今日から施行されるし、いよいよ100年住宅、200年住宅の時代だね。

 

 

 

・超、長寿社会になる傾向もあるし、孫子の時代までということかな。

 

 

 

 

・100年住宅、200年住宅の普及促進のため、住宅ローン減税(所得税・住民税等)も最大600万円の控除らしいよ。耐震性等の認定基準もしっかりしているようだね。

 

 

 

 

・日本は木造住宅の耐用年数が今まで30年でしたからね。10年、15年、20年といった節目に防水工事や外壁塗装工事をしっかりやれば耐用年数は欧米並みにのびるでしょうね。住宅産業の明るい話題ですね。

 

 

 

 

・いや、いや、現実はまだまだ厳しいよ。当社で請負施行していたあるマンション工事なんだけど、事業主が3月に民事再生法の適用を申請した。こちらはすぐ銀行と交渉して話をつけ、当初発表価格から約40%ダウンの価格で、5月2日から売り出して何とか55戸を1ヶ月で完売してホッとしたところだよ。

 

 

 

 

・そう言えば 当社でも会社保有資産目的で投資用物件を探しているが、同じように事業主の倒産で請負施行していた建設会社の工事代金回収価格で至急、売却したいとの話がありましたね。

 

 

 

 

・マンションの竣工引き渡し時期は3月末、9月末がほとんどだから、この9月末まで予断を許せないね。

 

 

 

 

 

≪マンションデベロッパー≫

 

 

 

 

・D社は完成在庫が200戸を割ったらしい。来年3月期に何とか黒字にしようということらしい。来期物は仕入を始めたらしいが・・・。土地からの事業は銀行次第みたいだね。

 

 

 

・それならまだいい方だよ。T社は事業断念で売買契約していた土地の違約金を40億円、地主さんに支払いプロジェクトを中止したらしいね。40億円を払っても事業で赤字を出すよりも、よかったんでしょうね。

 

 

 

 

・5月29日に噂されていたジョイントコーポレーションも会社更生法の適用を申請しましたね。 スポンサーだったO社も魅力がなくなって、手を引いたのかな。

 

 

 

 

・S社も相当数の完成在庫があるようだね。一切、値下げしない方針のようだ。入居がはじまって夜、電気の灯りがまばらにしかついていないマンションが多いよね。まだまだ、あちこちでタワーマンションも建設中のようだし、マンション業界はとても「底打ち」とは言えないよね。

 

 

 

 

≪コインパーキング≫

 

 

 

・マンション建設用地をコインパーキング業者に駐車場として借りて欲しいと言う話は去年から随分多かったらしいが、コインパーキング業界も建設工事がパッタリとなくなり、売上が著しく減少しているようだ。担当者は借り上げ賃料の値下げ交渉で大変らしいよ。

 

 

 

 

長期優良住宅普及促進法も施行されたし、出生率も伸びているようだし、もっと長い目で見ないと

 

 

 

 

 

政府の景気基調判断は「底打ち」としても、回復への力強さは感じられない不動産市況です。

 

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