マンションの資産価値に影響するもの
マンションを購入すると毎月、管理会社から管理費や修繕積立金などの管理費等の金額が引き落とされていると思います。
その他にもインターネット利用料(マンション全体で契約している場合には低料金で使えたりします)や自治会費などが、個別に引き落としになっているケースもあります。
管理費は管理会社に支払うお金なので、ここはコスト削減し安いに越したことはない、修善積立金は将来の修繕のために積み立てているお金なので、高いと困るけどやはり安い方がいい、と考えてしまいます。
そう、安易に考えてしまいがちですが、本来は高い安いで安易に判断をすべきではないのです。
(コスト削減し管理も充実させる、のはできなくはないのですが、結構大変です。建物の構造からどんな設備があり、その耐用年数や長期的な修繕なども踏まえた上で、日々のメンテナンスや突発的な事故にも備えておかなければならずたくさんの書類や現地の確認が必要になるからです)
管理費の場合、その費用に見合った管理体制で適正な管理ができているのかが大切になってきます!
新築マンションであれば設備などの不具合で困ることは少ないと思いますが、中古マンションの場合は日々の清掃や点検など管理やメンテナンスの積み重ねで、資産価値が変わってくるのです。
とあるマンション(ホントはうちのマンション)では集中豪雨の際に、機械式駐車場のピットに駐車していた車が水没してしまったことがありました。
全車両が〜。す・い・ぼ・つ〜。
当初は、機械式駐車場の排水ポンプの許容量を超えてしまったのでないかとも考えましたが、どうやら違っていました。
駐車場の排水ポンプが2台とも半年以上も前から故障していたようなのです。
点検をしても補修までに時間がかかったり、そもそも点検すらしていないようなら、しっかり管理ができているとは言えませんね!管理体制が充実していれば資産管理はしやすく、住みやすくも、貸しやすくも、売りやすくもなります。
修善積立金はマンションを中古で買うと、前の所有者が積み立てた分を引き継ぐ形になります。
自主管理などで修繕積立金を積み立てていないマンションでは、将来的に修繕ができないこともあり、資産価値が極端に下がったりすることがあります。
前の所有者が、修繕積立金を滞納して支払っていない場合なども訴訟に巻き込まれたりと、こちらも面倒が多いのです。
管理体制や長期修繕計画は大事!
少し、内容が難しいのですがよろしければご参考にしてください。
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